こんにちは、荒井(@yutakarai)です。
英語のニュースを聞いたり映画を英語のまま観てるのに、なかなかリスニングが上達しない・・て悩んでいませんか?
リスニングのスキルは、ただ大量に英語を聞いているだけでは上達しません。
「毎日○分聞き流すだけで〜」みたいな教材もありますが、眉唾ものです。
基本的なスキルの土台をしっかりさせてから大量に聞く、という順序が大切です。
土台がないのに大量に聴いても、それは意味のわからない雑音のようなものです。
ここでは、僕がやってきた英語リスニングの学習法を紹介します
リスニング上達のための考え方
日本にある英語教材は、主にアメリカ英語が素材となっています。
イギリス英語が素材となっている教材もありますが、アメリカ英語の教材の数が多いため、アメリカアクセントが聞き慣れている方が多いのではないでしょうか。
実は僕も、アメリカ英語のアクセントが一番聞き取りやすいです。
しかし世の中を見渡してみると、色々な国の方がいろいろなアクセントで英語を話しています。
海外でビジネスをする(している)方は、特にいろいろなアクセントに慣れる必要があります。
リスニングのスキルを上げていく段階で、ある程度聞き取れるようになってきたら、是非いろいろなアクセントに触れるようにしてみてください。
手順1:素材のピックアップ
まず、リスニングの素材のピックアップです。
できるだけ、自分に関係のある教材を選んでください。
いきなり政治や経済などの素材を使うのはやめましょう。
また、できるだけインタビュー形式のものやポッドキャストなどの、生の声が聞けるものを選びましょう。
ポイントは、トランスクリプションが付いているものを選ぶことです。
参考としてひとつのポッドキャストを紹介します。
これは毎回ソフトウェア開発の様々なテーマをピックアップしている番組です。素晴らしいことに、内容がすべて文字起こしされているので、文字で内容を確認することができます。
超有名なプレゼンテーションTEDなんかも、文字起こしされているのでオススメです。
手順2:予習聞き
ピックアップした素材を何も見ずに聞きます。
ポッドキャストのような、ある程度長い素材の場合は、全てを聞くのではなく、特定の範囲に絞って聞いてください。
同じ内容を、繰り返し3回聞きます。
このときには、頭の中で無理矢理日本語に訳したり、全てを理解しようとしないでください。
先は長いです。リラックスして、聞こえてくる音に耳を慣らすくらいの感覚で聞くのが良いです。
手順3:内容を理解
トランスクリプションをチェックします。
聞き取れていなかった単語を発見したり、知らない単語と思っていたものが実は知っている単語だったことに気づいたりと、色々な発見があるはずです。
知らない単語があった場合は、辞書で調べて理解します。
会話で使われる単語は書き言葉と違い、利用頻度が高く重要なものですので、しっかり覚えるようにしましょう。
手順4:復習聞き
内容をしっかり理解できたら、また同じものを聞きます。
前に聞いた時よりも、会話の内容がしっかり頭に入ってくることを感じてください。
3回繰り返し聞きます。
最初の1回は、トランスクリプションを見ながら聞いて、目で見る文章が、どういったリズムや発音で会話されているかチェックしてください。
残りの2回は、トランスクリプション無しで聞きましょう。
わからない箇所はトランスクリプションでチェックし、最終的には何も見ずに会話の内容が理解できるようにします。
また聞こえたものを声に出してみることもオススメします。
「自分が発音できないものは聞き取れない」というのは事実です。
自分の舌を慣れさせるためにも、実際に声に出して発音してみてください。
まとめ
リスニング学習法の手順を紹介しました。
手順1から4を様々な素材で繰り返し行なうことがオススメです。
繰り返せば繰り返すほど、学習の負荷は減ってくるはずです。
また、内容の理解を同時にすることになるので、知識のスキルアップにも繋がります。
こういった繰り返しの学習は できるだけ毎日続けたほうが良いです。体育会系のノリがポイントです。
コツコツ続けることで、きっと数ヶ月後には急激にスキルアップした自分に驚くはずです。