こんにちは、荒井(@yutakarai)です。
現実問題、AIをビジネスに導入するにはお金がかかります。
実用に耐えうる精度が出るまで、それなりの時間とコストがかかります。
湯水のように使える予算があれば話は別ですが、できるだけ限られた予算のなかで効果的なAI導入をする必要があります。
今回は、予算が小さい中小企業がAIを活用したいと思ったときに、検討するべきことについて紹介します。
ビジネスで活用できる分野を知る
ビジネスにAIを活用すると考えた時、予測や分類がイメージしやすい分野です。
予測であれば、以下のような活用シーンが考えられます。
・営業成績を予測
・工数(コスト)を予測
・商品ごとの売り上げ予測
一方、分類であれば、以下のような活用シーンです。
・チャットボット
・エラー検出
・入力ミスの検出
まず、BIツールでデータを可視化してみる
AIは業務の自動化というより、経営層や管理者層の意思決定の材料として活用するシーンが多いです。上記で紹介した「予測」の分野です。
ただ、意思決定の材料として活用したい場合、AIでなくても事足りることがあります。
なので一度、AIを導入する前に、BIツールの導入を検討することもおすすめします。BIツールでデータを可視化してみると、意思決定の材料として活用するという目的が達成されることがあります。
いまでは安価で便利に導入できるBIツールが色々と出ていますので、ぜひ試してみてください。
AIを活用するポイントを見つける
AIには得意不得意があります。
また、比較的効果が出やすい分野と、効果が出るまで時間がかかる分野があります。
活用するポイントを見誤ると、時間が大幅にかかってしまったり、プロジェクト自体が頓挫してしまうこともあります。
AI活用のポイントを決めたら、まず小さく始めることです。
以下の記事で紹介したPoC(概念検証)で、実務に活かせるかどうかを判断することをおすすめします。
「なぜAIでない別の方法でやらないのか」を自問する
以下の問いを常に持つことが大切です。
「なぜAIでない別の方法でやらないのか」「AI以外の方法でできないか」ということを自問してみましょう。
AIの導入よりもコストを抑えて、かつ実用的な実現方法があるかもしれません。
予算が限られているからこそ、流行りに踊らされない適切なIT活用が大切です。