こんにちは、荒井(@yutakarai)です。
トヨタにはこういった教訓があるそうです。
ムダな作業をさせることは、その人の人生をムダにすること
その人の人生までもムダにさせてしまう。。
かなり強烈な教訓ですよね。
でも人生の大半が仕事の時間と考えると、確かにそのとおりかもしれません。
今回は、経営者や管理職の目線で、どうやって組織を活性化し、生産性を向上させるかについて考えてみたいと思います。
ムダな作業かどうかをどうやって見極めるか
「ムダな作業」の定義は、それぞれの現場で異なってくると思います。
しかし、その作業がムダかどうかは「システム化、自動化できるか」というのがひとつの目安になります。
もしその作業が自動化できるようなことなら、あえてその人がやらなくてもいい作業ということです。自動化できるような作業に、その人の貴重な時間を使っているということになります。
作業内容によっては、作業時間を完全にゼロにすることは難しいこともあります。
人が持つ勘やノウハウが必要な部分は、なかなかルール化してシステムに組み込むのは難しいものです。
その場合は、人が使う時間をいかに小さく抑えられるかという視点を持つことが大切です。
作業にルールがあるのであれば、自動化はできます。業務システムの導入や、RPAの導入、AIの活用などが考えられます。
システムができることはシステムに任せ、人は、人にしかできないことや、最終チェックくらいの作業にするのが理想です。
そうして創出できた時間を、その社員の能力を最大限に発揮させる業務に使うべきです。
ムダな業務をさせることの最大の害
社員にムダな業務をさせることによる害は「コストがかかってしまう」というだけではありません。
ムダな業務をさせることの最大の害があります。
それは
社員のモチベーションの低下です。
社員のモチベーションの低下は、組織全体の士気の低下につながり、やがて会社全体の生産性の低下につながっていきます。
「働き方改革だ!」
「業務改善だ!」
「生産性向上だ!」
と声高に叫んだところで、何も変わりません。モチベーションの低い社員はついてこないですよね。
業務を効率化し、社員にムダな作業をさせない
↓↓↓
社員の能力が発揮できるような業務を任せる
↓↓↓
社員のモチベーションアップ
↓↓↓
組織活性化
こういった流れの結果として、生産性が向上が実現できるはずです。
まずは、社員にムダな作業をさせない、社員の能力を最大限に発揮させるためにどうするべきか、ということを真剣に考えることが上司や管理職の大切な仕事です。