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どうすればiPadのセールスを伸ばせるか考えてみた

どうすればiPadのセールスを伸ばせるか考えてみた ITビジネス戦略・ビジネスモデル研究
どうすればiPadのセールスを伸ばせるか考えてみた

先日「iPad Pro発売で市場が激化?タブレット市場は今後どうなるんだろう」という記事を書きましたが、今回はもう少し踏み込んで、どうすればiPadのセールスが伸ばせるかを考えてみました。

Appleからしたら余計なお世話以外のなにものでもないですが(笑)世の中の流れの中からビジネスのヒントを見つけるというこのブログの主旨のもと勝手に書かせていただきます。どうぞお付き合いください。

データからわかること

StatCounter comparison JP monthly 201309-201510

StatCounter comparison JP monthly 201309-201510

このグラフは、過去2年間日本国内での月ごとの各デバイスの利用率を表したものです。
デスクトップは下降、スマートフォンは上昇
そして、タブレットは横ばいになっています。

StatCounter comparison world-wide daily 20151018-20151116

StatCounter comparison world-wide daily 20151018-20151116

このグラフは、過去1ヶ月世界での週ごとの各デバイスの利用率を表したものです。

このグラグはとても興味深いのですが、ウィークデイ1では、デスクトップの利用が上がっていて
週末には、デスクトップの利用は下がり、逆にスマートフォンとタブレットの利用が上がっています。

ここでもスマートフォンに比べタブレットの週末の利用の上がり具合が小さいのが見て取れます。

これらのグラフからもわかるとおり、タブレットがいまいち盛り上がりに欠け、市場も伸びていないことが推測できます。

タブレットの成長を阻害しているもの

ところで、タブレット市場の盛り上がりや成長を阻害しているものはなんでしょうか。
それは「スマートフォン」が大きな原因と言えます。

先日の記事にも書きましたが、画面の大きさなど色々なタイプのスマートフォンが発売されている中、あえてタブレットを選択する理由が不明瞭です。スマートフォンでできることを、あえてタブレットを買ってする理由がないのです。

また、Appleで言うと
自社の商品であるiPhone自体が、iPadの成長を阻害していると言えます。
自分で自分の首を絞めている状態ということですね。

この状況を打開するためには、狙う客層やターゲット2をiPhoneと区別したマーケティングが必要です。

狙うべき客層は?

それでは次に、タブレットのターゲットとしてAppleが狙うべき客層について考えてみます。
客層を以下4タイプに分けてみます。3

  • 客層1:Apple信者
  • 客層2:タブレット利用検討中または利用している
  • 客層3:話題になれば興味を示す
  • 客層4:無関心

客層1は、Appleの新商品が発売されるたびに購入するような「Apple信者」と言われる層です。Appleマーケティングの術中に完全にハマっています。この層は、労力をかけなくても買ってくれる層なので、いま以上の対策は必要ないと思います。

客層2は、タブレットの利用を検討している、または現在所有している層です。

検討している人は、新商品が出るとどういったものか気になって調べたりしています。自分の利用シーンを考えて、近い将来の購入を検討しています。
現在タブレットを利用している人は、仕事もしくはプライベートで使っています。その中でも、新商品が気になる人と、いま持っている端末で十分満足な人に分かれます。

普段はスマートフォンを日常的に利用している人が多いです。

客層3は、今回のiPad Proの発売のように、話題になると一応興味を示す層です。日常的にスマートフォンを利用していますが、タブレットの購入は考えていない人が多く、スマートフォンで十分な人です。

客層4は、タブレットに無関心の人です。この層の中には、スマートフォンを利用している人と、ガラケーを利用している人に分かれます。

iPadが狙うべき客層はどこでしょうか。
客層1は置いておいて、以下の2つではないでしょうか。

  • 客層2のタブレットシェアの獲得
  • 客層3の取り込み

客層2へは、他競合商品との差別化が重要になります。
また、客層3へは、ターゲットとなる利用シーンの絞り込みと、スマホとの差別化4がポイントです。

客層3を取り込むのは、Appleに限らずタブレットメーカー各社かなり苦戦しているようです。

iPadのセールスを伸ばすには?

この記事を書きながら思ったのですが、よく考えたらAppleは「プラットフォームビジネス」です。

「プラットフォームビジネス」とは、「他のプレイヤーが提供する製品・サービス・情報と一緒になって、初めて価値を持つ製品・サービスを提供するビジネス」のこと。

大雑把にいうと、Appleのビジネスは、プラットフォームを提供し利用シーンを盛り上げることで、Apple製品を売り利益を出しています。

iTunesやAppleMusicはもちろん、iPhoneやiPad,iWatchもAppleが提供しているブラットフォームです。Facebookもプラットフォームビジネスのひとつの良い例ですね。

iPadが盛り上がるためには、iPadというプラットフォーム上で動くアプリ市場が盛り上がれば、iPad自体もセールスを伸ばせるのではないでしょうか。
そのためには、開発シーンを盛り上げる必要があります。

Google Glass がいまいち盛り上がらなかったのは、市場を刺激するアプリが出なかったことが原因のひとつではないかと思えてきます。

Appleとしては、タブレット販売のためのマーケティングの他に、プラットフォームの活性化も推進していく必要があるんですね。

まとめ

つらつらと書いてきましたが、こんなことはAppleは百も承知でしょう。おそらくもっと大きい構想があるはずです。

企業の大きさは違えど、こうした動きを見ることで、わたしたちのビジネスに活かせるヒントが見つかればと思っています。

また、プラットフォームであるタブレットを利用した新しいビジネスが次々出てくるのも楽しみです。

個人的には、教育シーンでのタブレットの活用が広がればいいなと思っています。タブレット専用の教育系アプリを開発して教育施設に営業をかける、なんていうのも良いアイデアかもしれません。


  1. 月曜〜金曜

  2. 利用シーンなど

  3. 微妙な中間層もいるかもしれませんが、今回は無視します

  4. これが一番の課題