こんにちは、荒井(@yutakarai)です。
何人かで何かをやろうとしたとき、チームを牽引するリーダーが必要になります。
ましてや、それが仕事だった場合 いかにチームのメンバーをうまくマネジメントできるかが大きな鍵になると思います。
僕はフリーランスエンジニアとして活動しているときから
オフショア開発をフル活用してきました。
オフショア開発とは、海外のエンジニアチームに開発工程をアウトソーシングすることです。
商習慣が違う中でプロジェクトを前に進めることはなかなか難しいものです。
何度も失敗をして、多くのことを学びました。
学んだことのひとつがここで紹介する「良いリーダーとは」ということです。
今回は、オフショア開発にかかわらず
広い意味での「良いリーダー」について
僕の考えを紹介します。
影響力の素
まず、リーダーの影響力について考えてみます。
影響力の素となるものは2つに大別できます。
・人柄・人間性
・技術料・スキル
人柄・人間性
人柄や人間性はビジネスに限らず大切な要素です。
リーダー自身が、人柄が良い人や人間性が高い人であれば、コミュニケーションが促進しやすいです。
人柄を通してメンバーがリーダーを信頼しているため、コミュニケーションの場を持つことにチームメンバーが抵抗しないからです。
コミュニケーションが促進すれば、リーダーとメンバー間だけでなく、メンバー同士の信頼関係も深まります。
技術力・スキル
リーダー自身が、技術力やスキルが高ければ、技術的なコミュニケーションが促進されます。
リーダーが発信する意見やアドバイスを素直に受け止められやすいからです。
技術的なコミュニケーションが促進すれば、仕事の質の向上や、成果物のクオリティも高くなります。
メンバーの納得を得る
リーダーの大切な仕事として、リーダーの指示にメンバーが納得させる、というものがあります。
納得を得ずに力技でプロジェクトを進めようとすると、必ずどこかで軋轢が生まれてしまいます。
リーダーの指示に納得し従ってもらうことで、スムーズにプロジェクトを進めることができます。
人は話を聞くときに、
「話をしている人」と
「話の内容」 の両方を見ています。
「話をしている人」とは、前述の人柄・人間性、
「話の内容」とは、前述の技術力・スキル に該当します。
話している人を信頼できなければ、「この人に言われたくない」という感情になってしまいますよね。
逆に信頼している人であれば、「この人が言うなら」ということになります。
また、話の内容が具体性や論理性に欠ける内容であれば納得しませんし
わかりやすく理にかなった内容であれば納得してもらいやすいです。
ここでひとつ注意しなければいけない点は
「リーダーの意見は絶対ではない」 ということです。
反対意見を無視して、リーダー自身の意見を押し通そうとしてはいけません。
リーダーの意見も、ひとつの意見として納得してもらいます。
そのうえで、意見を出し合い、より良い方向に進ませることも、リーダーとしての大切な役割です。
まとめ
同じ目的を持ったプロジェクトであっても、チームのメンバーはそれぞれ別の人間です。
別の価値観や意見を持っているのはあたりまえです。
ときには、意見のぶつかり合いや、好き嫌いも出てきます。
そういったことは、当たり前に起こることとして認識しておくことも、良いリーダーとして大切なことです。
オフショア開発でのリーダーシップ、マネジメントについては以下記事に書きましたので、併せてチェックしてみてください。