こんにちは、荒井(@yutakarai)です。
人間は、知らないうちに他人の影響を強く受けているものです。
たとえば、
部活動で先輩から受けていた仕打ちを
自分が先輩になったときに
同じようなことを後輩にしている。
というのはよくある話です。
これは学生時代の話だけじゃなく、社会に出てからも同じ。
お客様から受けた仕打ちを、
自社のパートナー(業者さん)にしている。
ということもあるわけです。
ここで一番いけないのは、
そんな自分の姿に全く気づいていない、
ということ。
人は特定のパターンに支配されている
「20世紀最大のオカルティスト」と言われている
G・I・グルジエフという方がいます。
グルジエフは人間を
条件づけによって反応する機械である
と定義していました。
君が目にする人たち、君が知っている人たち、君がこれから知り合いになるかもしれない人たちはみな、機械である。君のさきほどの言いぐさを真似るなら、外部からの影響で動かされるだけのまさに機械にほかならない。(出典)
「人間はロボットである」という主張です。
この主張は様々な意見はありますが、
一方では真理だと思うんです。
人間は特定のパターンに支配されています。
そして、ほとんどの人はパターンに支配されていることにすら気づかないまま一生を終えていきます。
自分を俯瞰しパターンを見つける
自分のパターンを客観視しそれを克服していくことが、成長するためには必要ではないでしょうか。
小さい頃から続く行動パターンに気づかず
人生を棒にふっている人が多いのも事実です。
自分を俯瞰し、パターンを見つけ、
それを乗り越えていく力こそ、
本当の意味でのインテリジェンスなのでは思います。
しかし、その答えって、
自分が直視したくない部分だったりするんですよね。
まとめ
人は、知らないうちに他人の影響を受けてしまうのであれば、良い影響を与えてくれる人(メンター)を見つけるのも、ひとつの解決策です。
僕たちは影響を受ける人を選ぶことができます。影響を受ける人を選ぶことは、結果、自分の人生を選ぶことにつながります。
最後に前述のグルジェフの言葉を紹介します。
「機械であるのをやめることはできる。だが、そのためには何よりもまず、機械を知らなければならない。機械、つまりほんとうの機械は、みずからを知らず、みずからを知る可能性もない。機械がみずからを知ったなら、それはもう機械ではない。少なくとも、それまでのような機械ではない。もう自分がすることへの責任をとりだしている」。
「ということは、あなたに言わせると、人間はふつう無責任だということですか?」と私ウスペンスキーは聞いた。
「もしも人間だったなら責任をとれる・・・」とグルジエフは言った。
「機械には責任のとりようがない」(出典)