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医療業界におけるDX市場の今後の動きを考えてみた

ITビジネス戦略・ビジネスモデル研究

・アフターコロナ
・Withコロナ
・新しい生活様式
・ニューノーマル

などコロナ騒動を経た後の世の中を表すキーワードを見る機会が多くなりました。

コロナ騒動は、医療業界のDX市場にも大きな影響を与えているようです。今回は、医療業界におけるDX市場について考えてみます。

医療業界におけるDX市場

他の業界と同じように、医療業界もDX化/デジタル化の影響を受けています。さまざまな技術やツール、ソリューションの活用が進んでいます。

・患者体験の向上
・業務改革/効率化
・新しいビジネスモデルの創出

DXは、患者中心のアプローチの重要な構成要素になり、患者の要求を今よりもより理解し、業務を合理化するのに役立ちます。遠隔医療の普及はもちろん、規制の強化や医薬品開発投資などにも関連することになるため、DXが市場成長を後押しすることになります。

医療業界におけるDXの技術としては、VR/AR、ウェアラブルなどのIoT、AIによる解析、オンライン化、5Gの採用さまざまです。こういった技術が医療におけるDXを後押しすると同時に、一方で、セキュリティなどの規制上の問題や経済的なハードルが、DXの普及を制限することも予想できます。

デジタル医療の動向

モバイル/オンラインへの移行

オンラインで、予約や問診、医師とのコミュニケーションを行うことができます。スマートフォンやタブレットなどモバイルデバイスが既に普及しているため、モバイルヘルスケアの土壌はすでに在る状態ではあります。遠隔医療がどこまで普及するか不明ではありますが、オンラインでの医療サービスは今後増えてくることが容易に予想できます。

IoTの活用

ウェアラブルデバイスを使って、医師が患者の健康状態を把握するのに役立ちます。

・生活管理
・食事管理(栄養管理)
・服薬管理(服薬忘れ防止)
・行動管理(徘徊防止など)

VR/ARの活用

VRやAR技術の活用によって、物理的な距離によるコミュニケーションの弊害を減らすことができます。医師は患者の状況や症状を把握しやすくなり、時間の節約にも役立ちます。

医師は、患者の症状によって治療内容や適切な医療サービスを考えたりと、医療行為の実施前の準備をあらかじめ行うことでき、患者を効果的かつ迅速にケアすることが可能になります。また、医療スタッフの研修にも活用することができ、スタッフの効率的なスキルアップにも活かせます。

ロボティクス

医療現場でのロボットの活用は、多くのメリットをもたらすことが期待されています。ロボットは、医師や医療スタッフを支援するために活用可能です。

・介護行為のサポート
・医療品などの出荷業務
など、すでにルール化されている業務から、ロボットによる自動化が推進されていきます。

最大のハードルはセキュリティ

DX化を含む医療業界のデジタル化を阻む最大のハードルは「セキュリティ」ではないでしょうか。

世界的な新型コロナの騒動に乗じて、ハッカーの暗躍も活発化しているというニュースも増えてきています。

2020年4月8日 WSJ誌より

米国と英国のサイバーセキュリティ局者は、COVID-19の感染拡大に乗じてサイバー犯罪者やハッキング集団が結託して個人や組織をねらう恐れが高まっているという共同声明を発表した。共同声明によると、世界経済の大部分が在宅勤務環境へと短期間で切り替わったため、あらゆる事業がサイバー攻撃を受ける可能性があると説明している。今回の警告は、特定の国を名指ししていないが、中国とロシア、イラン、そして北朝鮮経由の攻撃を示唆した内容となっている。(参考記事

施設の規模やポリシーによって取るべきセキュリティのレベルに差があるものの、患者の個人情報を扱う現場において、セキュリティは十分検討し、適切に対策を講じる必要があります。

さいごに

新型コロナの騒動は、半ば強制的にDXの推進を強いているような気がしています。

また、現在の医療業界大手のキープレイヤーと新規参入のベンチャー企業は、イノベーティブなデジタルサービスを創出することが期待されています。こういった強い競争環境は、今後も医療業界のDX化の大きな推進力となっていくでしょう。

そこには僕らにとっても大きなビジネスチャンスが眠っているはずです。

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荒井豊

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