こんにちは、荒井(@yutakarai)です。
浅草に江戸時代から続く惣菜屋があります。
江戸後期に創業されて100年以上続く老舗のお店です。
これだけ長く事業を続けられるのは
並大抵の努力があるのだと感じます。
「いつも変わらぬ味」は変わっている
ある年配のお客様は言います。
ここはいつも変わらない味でおいしい
「いつも変わらない味」
老舗の商品でよく聞くフレーズです。
でも実際は、この老舗のお店では違うんです。
最低、年に一度は味を微調整しているそうなんです。
味は変わっているんです。
「いつも変わらぬ味」ではないということ、要するに創業当時のままの味ではないということなんです。
時代に合わせて変える
しかし、味を変えるにはちゃんとした理由があります。
それは「時代にあわせて味を変える」ということ。そうです、戦略的にロジカルに考えた上で毎年味を変えているんです。
もし、創業当時のそのまんまの味で、今も商品を出していたら、とっくに廃業していたかもしれません。
時代を読むということは大切です。
このお店は、昔からある商品も大事にしつつ
新しい商品も次々と出しています。
まさに企業努力ですよね。
「老舗」という看板に寄りかかることなく、進化をしているということです。
素直にお客様のニーズを汲み取る
この企業努力は、過去の歴史にあぐらをかいていたらできないことです。
また、利益のことだけを考えていたらできないはずです。
「お客様に喜ばれたい」
「お客様はどんな味が好みなんだろう」
こういったお客様目線で経営されているからこそ、ここまで長く愛される老舗になっているのではないでしょうか。
・時代の流れを読む
・お客様のニーズを読む
・ニーズに合った商品/サービスを提供する
これは僕たちのビジネスにも非常に参考になることです。
まとめ
時代は移り変わります。時代が変われば人の考えや文化も変わっていきます。人が変われば、ニーズも変わるのはあたりまえです。
その時代に合った、商品やサービスを提供することでお客様へ価値を提供するというビジネスの根底にある目的を達成していけるのではないでしょうか。
現状に満足して努力をしなくなったら、止まるか衰退していきます。成長しようと努力して、はじめて成長できるわけです。