こんにちは、荒井(@yutakarai)です。
コンバージョン率と相関関係のあるデータがあります。
それは、「直帰率」と「離脱率」です。
この2つは一言で言うと、訪問者がサイトから離れる割合のことを言います。
直帰率・離脱率が下がると、コンバージョン率は上がる傾向があります。
また逆に、直帰率や離脱率が上がると、コンバージョン率は下がる傾向があります。
考えてみれば当たり前ですが、訪問者が長くサイトに居てくれればコンバージョン率が上がる可能性は高くなるはずですよね。
今回は、この直帰率と離脱率を下げる方法について考えてみます。
直帰率と離脱率の違い
まずは、直帰率と離脱率の違いについて整理しておきます。
直帰率とは(Bounce Rate)
直帰率とは、 そのページを入り口として入ってきた人のうち、そのページだけをみてサイトから去った人の割合 を言います。
離脱率とは(Exit Rate)
離脱率とは、 サイトに来た人のうち、そのページを最後にサイトから去った人の割合 を言います。
離脱率は、個々のページのすべてのページビューで、そのページがセッションの最後のページになった割合を示します。
直帰率は、そのページから始まったすべてのセッションで、そのページがセッションに存在する唯一のページだった割合を示します。
ページの直帰率は、そのページで始まったセッションだけが計算の対象になります。
参照ページ
直帰率と離脱率の違いについて、Googleアナリティクスのヘルプでもう少し詳しく説明されています。参考にしてみてください。
考えられる直帰率や離脱率が高い理由
直帰率や離脱率が高いのは、主につぎのような理由が考えられます。
- サイトの見た目が魅力的でない
- サイトが使いにくい
- ユーザーが期待した内容と違う
- CTA(コール・トゥ・アクション)が全くない
- CTA(コール・トゥ・アクション)が多い
直帰率や離脱率を下げる対策
こういった理由を参考に、直帰率や離脱率を下げるための対策を考えてみます。
対策1.ターゲットとするユーザーに合った内容にする
サイトの内容がユーザーが期待する内容であることが大切です。
ユーザーが期待する内容にするには、まずはターゲット像と、彼らが欲しているであろう内容を明確にすることです。
また、例えばPPC広告を通してページに訪問される場合は PPC広告の内容と、ページの内容がマッチしていることが必要です。
対策2.ナビゲーションを明確にする
サイトの使いやすさは、直帰率や離脱率に大きく影響します。
メニューをわかりやすく整理して、ユーザーがサイト内で迷子にならないように工夫しましょう。
また、次の点についてもチェックしましょう。
・リンク切れはないか
・システムエラーは発生しないか
・ページの表示速度は遅くないか
・コンバージョンに繋がる導線は明確か
対策3.次に行動してもらいたい事を明確にする
CTAが全くないのは良くありません。
ユーザーに次に行動してもらいたい事を明確に表現しましょう。
例えば、
- 関連する記事を見てもらいたい
- 商品の詳細情報を見てもらいたい
- メルマガに登録してもらいたい
といったことです。
こういった行動につながるボタンやリンクをわかりやすく配置、表現することが大切です。
ただ、明確にしたからと言ってCTAをたくさん置きすぎるのも問題です。
たくさん置きすぎると、ユーザーが迷ってしまいます。
人は、混乱するとその場から離れたいと思う傾向があります。
CTAは、あくまで次の行動のひとつの選択肢として提案するという意識が大切です。