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「システムを動かすのは人です」という当たり前のはなし

生産性向上・業務改善・RPA

こんにちは、荒井(@yutakarai)です。

この記事のタイトルを見て「なぁにを当たり前のことをヾ(´ε`;)ゝ…」と思われたかもしれません。

僕は今まで様々なプロジェクトに携わらせていただいていますが、システムを動かすのは人なんだなぁと日々感じています。当たり前なことだからこそ、見落としがちなのではないでしょうか。

システムをきちんと使えている企業は少ない

色々な業種業態のお客様とお話をしますが、システムを導入してきちんと使いこなしているという話はあまり聞きません。

よく聞くのが

いろいろ機能はあるけど、あまり使ってない

という声。

システムにもよりますが、毎月の利用料や保守料を払っているところもあります。毎月何十万、何百万というお金がかかっているにもかかわらず、最低限の機能を使っているだけだったり、システム自体が使われず放置されていたりします。。

システムはあるのに人間がそれを使っていない、という状況です。

「システムを動かすのは人」なんです。

目的なしに行動すると迷子になる

IT化、自動化といわれている時代です。やれAIだRPAだシンギュラリティだと話題がもりだくさんです。

ただ、なんでも自動化しようというのではなく、しっかり目的を定めることが必要です。

そして、
・自動化するべき業務
・人が心を込めて行う業務
を見極めて、システムを適用する範囲を明確にすることです。

目的があやふやのまま前に進んでも、迷子になるだけです。

せっかくお金と労力をかけてシステムを導入しても、目的がなければそのうち使わなくなるでしょう

・どうしたいのか/どうなったら嬉しいのか
・なんのための施策なのか
・そのためにはどんなシステムが必要なのか

ということをしっかり考えることが重要です。そうしなければ、たくさん機能はあるけど使い物にならずに放置されるシステムが社内に増えるだけ、ということになってしまいます。

主体性がなければシステムは活用できない

人間なら上司の顔色をうかがってうまくやってくれるかもしれません。

しかしシステムは自分から何をしてくれるわけではありません。AIやRPAだって、何かしら人間の行動が必要です。一見主体性があるように見えるかもしれませんが、AIやRPAに主体性はありません。(シンギュラリティが起きればAIが主体性を持ってくれるんだろうか)

ただ、これだけ当たり前の話でも、現実問題なかなかうまくいかないことがあります。

うまくいかない原因のひとつに、システム導入を決める人と使う人が違うというケースがあります。この場合は、システムが使われなくなってしまう率が高い気がします。

こうなるとシステムがどうこうという問題ではなく、人と人との問題です。

社内で、システム導入の目的、システムを使うとどんな良いことがあるのか、ということを共有しておくことが重要です。

お客様のお話を聞いてみると、システム導入が目的だったのに、いつのまにか組織の活性化の話になっていることが多いのも頷けます。

まとめ

技術の進歩は早く、日々新しい技術が誕生しています。ともすれば「人間がやることなくなるんじゃね?」と勘違いしがちです。

一般消費者ならともかく、ビジネスを行う事業者であれば尚更そういった勘違いはよくありません。技術の進歩が著しいいまだからこそ「システムを動かすのは人」という、至極あたりまえなことを心に留めておくことが大切なのではないでしょうか。

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