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事業を成長させるグーパーチョキ理論とは

ITビジネス戦略・ビジネスモデル研究

こんにちは、荒井(@yutakarai)です。

世の中にはビジネス戦略と呼ばれるものがたくさんあります。

その中で僕が好きな戦略に「ランチェスター戦略」があります。そしてランチェスター戦略の中の「グーパーチョキ理論」というものが特にお気に入りです。

グーパーチョキ理論とは

普通のじゃんけんでは
「グーチョキパー」と言いますが
ここでは
「グーパーチョキ」と順序が違います。

順序が重要なんです。

・グー:集中
・パー:分散
・チョキ:分散後の選択と集中

資源のない時代は、
経営資源を一点に集中させます(グー)

収益を確保できるようになったら、
次の事業を育てるため手を広げます(パー)

立ち上げた事業のうち、
うまくいきそうなものは残し
そうでない事業は売却か撤退します。
そして、育ちそうな事業に経営資源を集中していく(チョキ)

これがグーパーチョキ理論の概要です。

ただ「理論は理論」ですので
上記の解説の通りにうまくいくかどうかは
また別の問題になります。

グーパーチョキ理論をうまく機能させるポイント

グーパーチョキ理論をうまく機能させるためには、いくつかポイントがあります。今回はその中で一番重要なポイントをひとつ紹介します。

それは「まずグーを当てる」ことです。当たり前ですよね。最初のグーを当てなければ、次に続くパーやチョキに行けません。

まずは狙いを絞って
グーを当てることです。

グーを当てるためには欲を出さないことです。的を絞って絞って、狙いを小さくすることが大切です。

ここで欲を出してはいけません。これはテクノロジー系ベンチャー企業に多いですが「イノベーションを起こすこと」にこだわってしまうこと。

投資家から投資を受けて資金が潤沢であれば良いのかもしれませんが、それでも、まずは着実にグーを当てるところからはじめたほうが良いと思っています。

グーを当てるために的を絞るというのは

・市場を絞る
・ターゲット顧客層を絞る
・地域を絞る

ということです。
「ランチェスター戦略」そのものです。
詳しくは書籍等をご参考にしてみてください。

まとめ

まずはグーを当てること。
グーが当たれば、パーです。
当たったグーを軸に、他に展開すれば良いわけです。

グーを当てれば、事業の軸ができます。

「軸」といっても今後その事業をずっとやっていくか、というとそういうわけでもありません。グーで当てた「軸」は次に続くパーやチョキへの足がかりとしての「軸」という捉え方で良いと考えています。

なにはともあれ、まずは「グー」を当てることです。なんでも最初が肝心ということですね。

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おまけ

余談なのですが
じゃんけんのことを英語では「Rock-paper-scissors」と言います。

・Rock:石(グー)
・Paper:紙(パー)
・Scissors:はさみ(チョキ)

英語では「グーパーチョキ」の順序なんですよね。
なんで日本語は「グーチョキパー」になったのか、興味があります。

余談でしたw

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