プル型マーケティングとは?
プル型マーケティングとは「インバウンドマーケティング」とも言われます。
お客さんに「見つけてもらう」ことを目指すのがプル型マーケティング(インバウンドマーケティング)の基本的な考え方です。
しかし「プル型」や「インバウンド」の言葉としての意味はわかりますが、いざ実際に取り組もうと思うと「どこから手を付けていいのか」「なにをすれば良いのかよくわからない」という風に、壁にぶつかってしまうことも多いのではないでしょうか。
プル型マーケティングの方法をひとことで表すと
お客さんにあなたのところに来てもらう理由を提供する
ということになります。
次に具体的な5つの施策例を紹介します。
5つの施策例
ブログ
まずはブログです。
ブログはプル型マーケティングの代表格です。
ブログのメリットは以下のような点です。
・キーワードをたくさん含められる
・検索エンジンにインデックスされやすい(SEO)
・蓄積型メディアである。記事を書けば書くほどお客さんに見つけられる可能性が高くなる
・ゲストポストによる相乗効果を得られやすい
ポッドキャスト
ポッドキャストもブログと同様に、集客に大きな威力を発揮します。
ターゲットとする顧客にもよりますが、ブログ記事を読むより、聴くことで情報収集している人が大勢います。
例えば、毎朝通勤電車の中で、本を読むより、ポッドキャストを聴いているというサラリーマンの方もいます。
ポッドキャストを配信することで、そういった層に見つけられる可能性を広げられます。
ただ、ポッドキャストはメディアの性質上、検索エンジンにインデックスされにくいです。登録したキーワードはインデックスされますが、ブログと違ってコンテンツが音声なので、コンテンツ内のキーワードはインデックスされません。
インデックスされるためのアイデアとして、ポッドキャスト用のブログを作り、音声の内容を記事として書いておくというのも有効です。
書籍
書籍の出版は、集客と併せてブランディングにも効果的です。
出版社を通して出版しなくても、電子書籍などであれば手軽に出版ができるようになりました。
また、出版をしなくても、自分のサイトの中で、内容を公開するのもひとつの手段です。
(参考ページ:MailChimp Resourceページ)
ブログやポッドキャストなどで蓄積しておいたコンテンツを本というまとまった形にすることで、ひとつの大きなコンテンツになります。
SEOの観点からも、大きなコンテンツはトラフィックを集めやすいというメリットもあります。
インフォグラフィック
最近は、インフォグラフィックが集客のツールとして注目されてきています。
SNSサービスのPinterestがリリースされてから、注目度が一気に上がった気がします。
インフォグラフィックとは、データを視覚的にわかりやすくしたものです。
デザイナーでなくても簡単にインフォグラフィックを作成できるWEBサービスがあるので、ここで紹介します。
「canva」
海外サイトで英語ですが、操作もシンプルなので使いやすいサービスです。
インフォグラフィックを作成する際のポイントをまとめます。
・良いトピックを選ぶ
・正しいデータを利用する
・データを分析、わかりやすくまとめる
・デザインのコンセプトを決める(色など)
スマホアプリ
マーケティングを行う上で、モバイル市場は見過ごせません。
ウェブサイトを作っただけでは、モバイル市場にいるお客さんを逃している可能性があります。
サイトをモバイル表示に対応させることは今の市場において必須です。
また、スマホアプリをリリースすることで
アプリストア(App Store, Google Playなど)からのトラフィックを得ることができます。
以下、スマホビジネス参考記事です。
・モバイル市場を見逃すな
・アプリストア最適化の基本
・スマホビジネスに効くディープリンクとは
最近では、近い将来、モバイルからの検索の数がPCを超えるという見方もあります。
あなたのビジネスがBtoBであれBtoCであれ、モバイル市場の影響は大きくなってくるはずです。
まとめ
プル型マーケティングということで、いくつかの施策を紹介しました。
コンテンツを発信する「コンテンツマーケティング」が主な施策です。もちろんサイトのSEO対策などもしっかりやっておくことも大切です。
プル型マーケティングは、効果がでるまで時間はかかりますが、継続すればするほど、有益な情報が蓄積されるので、いざお客さんに見つけられた時に信頼感を持たれやすいです。
プル型マーケティングの施策は、見つけられる可能性を広げておくことが大切です。人によって興味や情報収集の手段がまちまちだからです。
長期的な視点を持ち、ターゲット顧客にあった施策で、地道にコンテンツを発信していきましょう。