このスタートアップのサービスを見つけたとき、思わず「すげぇ」とつぶやいてしまいました。
在庫管理の未来のカタチ、「On Demand Inventory」を紹介します。
映画「Back to the Future」の未来が2015年でしたが、現実の2015年は映画で描かれたような世界ではありませんでした。1
ちょっと残念な気がしましたが、未来のカタチを実現した2サービスが、アメリカ・カリフォルニアのスタートアップからリリースされました。
「On Demand Inventory」というサービス。
IoT技術を利用して在庫管理を楽にしようというものです。
仕組みはこうです。
在庫の商品にbeacon(ビーコン)3を貼ります。
そうすると倉庫内に設置したセンサーが、在庫数はもちろん、商品の場所、出荷状況、ピッキング状況、などを全てリアルタイムで把握するというもの。新しい商品が倉庫に入荷した場合は、beaconを貼れば良いだけ。それだけで、倉庫内の現在の在庫状況が把握できてしまうんです。
最初の1回だけ、beaconを貼るという手間はありますが、それ以降は出入庫時の確認や、社員総出の年末の棚卸し作業も必要ない。
ERPシステム「統合基幹業務システム」やOEMシステム「製造管理システム」など既存にあるシステムと併用することで、このサービスの力が最大限に発揮されるでしょう。
サービス価格は不明ですが、在庫管理にかかる人件費などのコストや、運用ミスなどのリスク等を考えると、ある程度の金額でも利用する企業は多いと思います。
以下動画でサービスについてざっくり紹介されてます。
このサービスには、IoT4といわれる技術が使われています。
IoTとは、コンピュータなどの情報・通信機器だけでなく、世の中に存在する様々な物体(モノ)に通信機能を持たせ、インターネットに接続したり相互に通信することにより、自動認識や自動制御、遠隔計測などを行うこと。(e-wordより転載)
世の中にはまだまだ不便なことや手間がかかることが沢山あります。しかし、普段の生活に紛れてしまうと、当たり前のこととして受け入れられてしまいます。そういった当たり前な「不便」「手間のかかる」ものに新しいビジネスチャンスはあります。
IoT技術の活用という観点で周りを見渡してみると、思わぬところでビジネスチャンスを見つけることができるかもしれません。