iPhoneとAndoridのシェアを合わせると、スマートフォンマーケット全体のシェア90%を占めます。アプリビジネスをする場合は、この2つのプラットフォームに集中することが効果的です。また、それぞれのプラットフォームの利用ユーザーの違いも意識しておく必要があると思います。
今回は、iPhoneユーザーとAndroidユーザーの特徴の違いを紹介します。
併せてこの記事の中で、米国企業Comscoreが公表してるデータの一部も紹介します。アプリビジネスを考える際に、ぜひ参考になればと思います。
補足:
紹介する数値データは、世界全国のデータです。日本国内だけのデータではありません。日本国内のデータとは傾向が違う場合がありますので、あらかじめご認識のうえ参考にしてください。
若年層の割合
18歳から24歳が占めるユーザーの割合
・iPhone:19%
・Android:16%
iPhoneユーザーはAndroidユーザーに比べて、若年層の割合が高いです。
ユーザーの年収
また年収にも差が出ています。
以下は、iPhoneユーザーとAndroidユーザーの年収ごとのユーザーの割合です。
iPhoneユーザー
・年収1,000万円以上:41%
・500〜1,000万円:36%
・500万円以下:23%
Androidユーザー
・年収1,000万円以上:24%
・500〜1,000万円:37%
・500万円以下:39%
iPhoneユーザーはAndroidユーザーに比べて、年収が高い傾向があります。
ブランドに対する忠誠心
iPhoneユーザーは、Appleというブランドに惹かれているユーザーが多いです。この傾向は、ブランドに対する忠誠心が強いとも言えます。
一方Androidユーザーは、機能性や拡張性を重視する傾向があります。各社から様々なAndroidデバイスが出ていることから、デバイスに対する忠誠心はiPhoneユーザーほど高くはないようです。
ビジネスのジャンルによって違いがありますので一概には言えませんが、アプリ開発の際は以下のようなポイントを意識すると良いでしょう。
・iPhoneアプリは、プロモーションやブランディングに注力
・Androidアプリは、機能・拡張性を重視
まとめ
いかがでしたか?iPhoneとAndroidによってユーザーの特徴に違いがあることがわかったと思います。
以下に簡単に傾向をまとめます。
iPhoneユーザーの特徴
・若年層のユーザーが多い
・ブランドに強く惹かれる傾向がある
・ブランディング力が高いプロモーションに対しての反応率が高い
Androidユーザーの特徴
・機能性を重視するユーザーが多い
・カスタマイズ性に惹かれる傾向がある
・iPhoneユーザーに比べると、全体的にITリテラシーが高い傾向がある
アプリを開発する際には、アプリユーザーにとって何が一番重要かを考慮することが、アプリビジネスを成功させるために軽視できない大切なポイントです。
調査データ参照元
http://www.comscore.com/Products/Audience-Analytics/MobiLens