こんにちは、荒井(@yutakarai)です。
「このままではいけない
抜本的な改革が必要だ」
という意見には慎重になるようにしています。
誰かに言われるケースもそうですし
自分が言うケースも同様です。
たとえば、改革を行って
それがうまくいったら
「ほら、うまくいった。私の意見は正しかった」
と言うかもしれません。
反対に
改革が失敗に終わったらこう言うかもしれません。
「言う通りにやっていない、または行動が足りないから失敗したんだ」
以前「形ないものを売る難しさ」という内容のブログに書きましたが、それと共通して、「提案する側が不利にならないようにする」ことができてしまいます。
こういった片方だけに有利な取引はするべきではなく、双方それぞれにメリットがなければ意味はないと考えています。ビジネスは特に「三方よし」が重要です。
抜本的な改革をする際に大切なポイントは「効果があったかどうかを定量的に計測できるかどうか」という点です。
そのためには、
効果がある/ないの線引きをする必要があります。
「ゴールの設定」を明確にするということです。
ここまで行ったら成功(効果があった)ということにしよう。という線引きを決めます。
これがないと
いつまでたってもズルズルと
お金と時間が浪費されていく状況になります。
業務改革によって総務の仕事は効率化されたけど
営業活動に制限がかかってしまって、結果として売上が下がった。
ということになったら、「良い結果」とは言えません。
・ゴールの設定は定性的/定量的の両面で設定する
・いつまで達成するかを決める
・もし達成できなかったときの対策を決めておく
・改革のメリット/デメリットを挙げておき、メンバー全員の認識を合わせる
こういったことから手をつけることで
本当の「抜本的改革」が始まるのではないでしょうか。
もしそうでないのであれば
それは「口だけ」「ファイティングポーズだけ」のものになります。