こんにちは、荒井(@yutakarai)です。
日本でもチャットボットの活用が徐々に広まってきています。
トレンドを見てみると、米国が2〜3年ほど先を走っているようです。
チャットボット関連のコンテンツの量も日本はまだまだ少なく、英語記事の1/10程度のイメージです。(日本語と英語の言語の差はここでは無視します)
日本でも2020年にかけて、チャットボットのビジネス活用が盛り上がっていくでしょう。
チャットボット市場はまだ未成熟
チャットボットは主にウェブサイトやメッセージアプリをインターフェイスとして動きます。
天気のチェックや会議のスケジュール調整などをチャットボットが担ってくれます。
しかし、チャットボットの利用が広がってきたとは言え、チャットボット市場はまだ未成熟な状態です。
未成熟な大きな理由のひとつとして、チャットボット単体での収益化モデルがまだ確立されていないからです。マネタイズの方法が確立されていないというわけです。
現在のチャットボットの活用事例のほとんどは、顧客サポートのツールとしての活用が多いです。チャットボットによる顧客サポートを経た結果、売り上げが上がるという流れです。
チャットボット自体は直接収益を生み出しませんが、チャットボットを活用することで企業が顧客のニーズや要望を適切に拾い上げることができます。結果、生産性を向上させる付加価値を得ることもできます。
これらには、リードの獲得、および顧客サービスに使用されるチャットボットも含まれます。
チャットボットのマネタイズモデル例
BI Intelligenceの調査データによると、チャットボットの採用はすでに米国では18歳から55歳の米国人の半数以上が利用しているそうです。
チャットボットには、企業が消費者と良質な関係を作るためのいくつかの特徴があります。
これには、世界的存在、高い定着率、若い人口層にアピールする能力が含まれます。
いま多くの企業が、チャットボットのマネタイズの可能性について検討しています。BI Intelligenceは、チャットボットに適した4つのマネタイズモデルを挙げています。
・Eコマース
・ネイティブコンテンツ
・アフィリエイトマーケティング
・Bots-as-a-Service
まとめ
チャットボットは、ブランドに付加価値を提供することはもちろん、直接収益を生み出さないサービスも提供することもできます。リードの獲得や顧客サポートに活用されるチャットボットは、企業の運用コストを削減することができます。
今後、チャットボットのマネタイズモデルが出現したら、チャットボットが様々な業種業態に一気に広まるでしょう。スマートスピーカーなどのIoTの普及も進んでいますので、チャットボットがどのように僕たちの生活の一部に溶け込んでいくのか楽しみです。