WWW(ワールド・ワイド・ウェブ)ではなく、Mile Wide(マイル・ワイド)。地域のインターネット検索サービス「local web」を紹介します。
WWWは素晴らしい。疑う余地はない。世界中の人たちはインターネットから恩恵を受けている。しかし、ちょっと待って。大切なことを忘れていないですか?
というのが、local wab のメッセージ。
インターネットが発達して、世界はフラット化し、地球の裏側でさえも一瞬でアクセスできる。
世界中の人と友達になれるし、欲しいものも簡単に手に入れることができる。
しかし、自分の周りに目を戻してみると、そこには変わらず存在している世界があります。
・近所のおばちゃん
・いつもいく喫茶店
・駅前の小さな本屋さん
など、地域のコミュニティーやローカルビジネス。
インターネットの発展が急速すぎて見過ごされがちになってしまったこういったものにフォーカスを当てて、地域のコミュニティーの活性化と発展を推し進めるサービスが「local web」です。
自分が今いる場所を中心に、限定した距離内1の情報を検索できるサービスです。
トライアル動画が公開されていたので併せて紹介します。
ビジネスの視点
無料サービスとなるようなので、収益モデルは広告がメインになるんではないでしょうか。
広告だとしたら、地域内でこのサービスの利用者の数がキーになるでしょう。地域内の利用者が少なければ、広告主側に広告を出すメリットがありませんので、ある程度の利用ユーザー数が必要となります。地域のユーザー数によって、広告の料金を変えるという形も良いかもしれません。
また、今ある検索サービス2と、どうやって棲み分けを打ち出していくのかも注目したいです。今の検索サービスでも地域の検索は可能なわけなので、このlocal webを利用するメリットをどう伝えていくか、マーケティング戦略もこのサービスの課題になりそうです。
ビジネス側の視点も興味深いですが、なによりもコンセプトが興味深かったので紹介しました。