こんにちは、荒井(@yutakarai)です。
「相手のことを思いなさい」
これは、多くの人が子供のころから言われてきた言葉ではないでしょうか。
これは普段の生活だけでなく、ビジネスの場面でも非常に大切な言葉だと思います。
古田土社長のお話
先日、税理士法人古田土会計の代表、また株式会社古田土経営の社長である、古田土満社長のお話を聞く機会がありました。(HPはこちら)
ワールドビジネスサテライトでも取り上げられる会社の社長さんです。
お話の内容は、勉強になること満載だったのですが、その中のひとつにこんな話をされていました。
会社は社員とその家族のために経営するべき。
社員は自分の未来のことを一番に考えている。自分の未来のために働いている。自分の未来のために、会社の未来を知りたいんだ。
古田土社長は、会社の財務諸表を全て社員に公開しているそうです。社長自身の給与も全てです。すごくないですか?!
社員のため、そしてもっと良い会社にするために、そうされているということです。
開業以来36年連続で増収で赤字は一度もないそうです。
もちろん戦略的な経営や社員さんの努力等も大きな要因のひとつだと思いますが、「相手のことを思いそのためには何ができるのか」ということを考え一貫して実践されている点が素晴らしく、大変勉強になったお話でした。
お客様のお客様を考えると、自社が提供すべき価値が見えてくる
「相手のことを思いなさい」
これはビジネスにおいてもすぐ使えます。
弊社は、システム事業を行なっています。
お客様は主に、企業様。
要するに「BtoB」ビジネスです。
しかし、取引きをしている目の前のお客様のことだけを見ていたらいけないと思うのです。
お客様のその先には、お客様のお客様「エンドユーザ」がいます。
エンドユーザ、一般消費者(BtoBtoC)だったり、取引先企業(BtoBtoB)だったりします。
目の前のお客様が、エンドユーザに対してどのような事業をしていて、どうしていきたいのか、またその中でどういったお困りごとがあるのか、ということを知ることが大切です。
ようすることで、より目の前のお客様に価値のある商品/サービスを提供することができると考えています。
Googleのお客様は誰かを考えると、やるべきSEO対策が見えてくる
「相手のことを思いなさい」
これは、SEO対策にも活用できるんです。
SEO対策されていますか?検索エンジン(ここではGoogle)の気持ちになって考えると、やるべきSEO対策が見えてきます。
まずは、Googleにとって大切なお客様は誰かを考えてみます。
お客様とは言い換えると「価値を提供する相手」ということです。Googleが価値を提供している相手は誰でしょうか。
Googleの主な収入源は広告収入です。それでは、Googleが価値を提供している相手は、広告料を支払う広告主でしょうか。
違いますよね。
Googleが価値を提供している相手は、検索ユーザーです。検索ユーザーが知りたい情報が載っているであろうウェブページを検索ランキングという形で提供しています。Googleは検索ユーザーを一番大切な顧客としてみています。
「Googleは検索ユーザに価値を提供している」そう考えると、やるべきSEO対策が見えてきます。
・検索ユーザーにとって有益なコンテンツであること
・クオリティの高いコンテンツであること
・一貫性のある内容であること
・スパムでないこと
SEO対策にはテクニック的な対策ももちろんありますが、上記のような根底にある考えかたは常に意識しておくと、やるべきSEO対策ができるようになります。
まとめ
前述の古田土社長のお話を聞いて、いままで「相手のことを思いなさい」ということをちゃんと理解/実践できていなかったなぁと反省しました。
ビジネスをしていると、どうしても小手先のテクニックに目を奪われてしまいがちです。
しかし根底にある大切な考えかた「相手のことを思う」ことで、やるべきことや大切なものが見えてくると感じています。