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フリーランスSEのための信頼を勝ち取るパーソナルブランディング

起業・独立・経営

こんにちは、荒井(@yutakarai)です。

どうしても価格競争になってしまい、利益があがらない・・と悩んでませんか。

特に、フリーランスの方は
ビジネス上、弱い立場と見られてしまい、苦しい思いをされている方も多いと思います。

そこで紹介するのが「パーソナルブランディング」です。

パーソナルブランディングを進めることで 無駄な価格競争をするのを防ぎ、また良い客とだけ取引きできるようになります。

僕のフリーランスとしてのシステムエンジニア経験の中で、実践し効果をあげてきた方法をここで紹介します。

パーソナルブランディングとは

ブランドと聞くと、一般的には「シャネル」や「ルイヴィトン」、「アップル」や「マイクロソフト」などの企業や商品のブランドというイメージがあるかと思います

ここでいう「パーソナルブランディング」とは 個人のブランドという意味です。
自分自身のブランドを築くための一連の活動を指します。

また「セルフブランディング」という言葉もありますが、厳密的には意味が異なります。

以下、参考の記事を転載します。

セルフブランディングとの違い
ブランディングの目的が異なる。セルフブランディングの目的は「認知度の獲得」に比重を置く。対して組織の中の個として行うパーソナルブランディングは、「所属組織のイメージ向上」を目的とする。 似ているようだが、セルフブランディングは背負うものが無いため過激な手段で認知度獲得を行うことも可能だ。短期間で認知獲得を行える可能性があるが、炎上するリスクも高くなる。 しかし、守る物が存在するパーソナルブランディングは、自然と発信する情報等も組織を意識したものとなる。過激な発言となりにくいため、ネット上で注目を集めるには時間がかかり、そのため短期間での認知獲得の効果は得ずらいが、実直な情報発信は信頼獲得に繋がる。(wikipediaより転載)

なぜフリーランスSEにパーソナルブランディングが重要か

なぜ今SEにパーソナルブランディングが重要なのでしょうか。

システムエンジニアリング、特にシステム開発の世界は 海外の労働力の流入や、クラウドソーシングサービスの盛り上がっています。
そのため、エンジニアを選ぶのもたくさんの選択肢があるのと同時に、エンジニアの善し悪しの二極化が進んでいます。

発注側の視点から見ると いったいどのエンジニアに仕事を依頼すればよいか分らない。

また、受注側(システムエンジニア)の視点から見ると 沢山のエンジニアの中で、どうやって自分は良いエンジニアだと理解してもらえばよいか分らない。

という事態が起こっています。

そこで「パーソナルブランディング」です。

個人をブランド化することで、自分を理解してもらい、信頼してもらうことができます。

つまり個人がブランド化されている状態ということは、ビジネスをするにあたって非常に大きな意味を持つことになります。

次にパーソナルブランドを構築する手順を説明します。

パーソナルブランド構築手順

手順1:自分を棚卸す

システムエンジニアの仕事は、あまり差が見えにくい職業です。
お客様から見るとスキルの差なんてわかりません。

ということは、お客様はどこでエンジニアを選んでいるんでしょうか。

それは、金額と人柄です。

「他よりどれだけ安いか」「良さそうな人か」という事が判断基準になっています。
スキルの差をいくら言葉や資料で説明したところで、本当に理解してもらうことは難しいのです。

こでまずはあなた個人としてのパーソナリティと、仕事の実績やスキルの棚卸しをすることをおすすめします。

出身地、学歴、趣味、スキル、職歴、などあなたの情報を書き出してみましょう。

お客様は最終的に、あなたが仕事ができるではなく、あなたの人柄で選ぶということを理解することが大切です。

まずは「自分はどんな人間か」を棚卸しすることで、自分自身を理解することがパーソナルブランディングの第一歩となります。

手順2:自分の売りを知る

棚卸しをした情報をもとに、何が自分の売りになるかを考えてみましょう。
他のエンジニアとの差別化を意識しながら取り組むのがポイントです。

ただ、何かひとつで差別化するというのは、それが特出していない限りかなり難しいはずです。

ではどうやって差別化すれば良いでしょうか。
ポイントは「絞り込み」と「組み合わせ」です。

まずは、自分の持っているスキルを具体的な内容に絞り込みます。

例えば、あなたがWEB系の開発経験があるなら その中の業務系システム、さらに絞り込んで営業支援システム構築、と絞り込みます。

次に「組み合わせ」ですが、いくつかのスキルや特徴などを組み合わせて、自分の特色を出します。

例えば、「営業ができ」「営業支援システム構築の経験多数」「野球に詳しい」「WEB系システムエンジニア」など、これはかなり適当な例ですが、このように複数の要素を組み合わせることで、あなた自身の色が出るように組み合わせていきます。

手順3:プロフィールを作成する

手順1と2で整理した情報をもとに、あなたのプロフィールを作りましょう。

ホームページや名刺に載せる内容をイメージしてください。

ポイントは、仕事の関わる情報とパーソナリティの情報を、半々くらいの割合で盛り込むことです。

プロフィール内容から、あなたの人となりがイメージできるようにします。
また仕事の実績も大切です。できるだけ数値で表すようにしましょう。

実績と併せてパーソナリティの情報を与えることで、あなたへの信頼感が増します。

実績が少なくても悲観する必要はありません。
今の業務に関係がないことでも、過去なにかでがんばった経験がある、など情報を入れることで、今の仕事の評価にもつながります。

自分の棚卸しとプロフィールの作成をすることで、自分のブランディングの第一歩を踏み出すことができます。

最終的にあなたがなりたい姿をイメージすることで、今の自分の差も明確になりますし、今後のモチベーションにも繋がるという効果もあります。

是非前向きに取り組んでみてください。

手順4:継続して情報発信する

人の信頼を得るためには 自分の持っている情報を出し惜しみなく発信することで得ることができます。

自分のパーソナルな情報と、自分の売りとなるスキルに則した情報を発信続けるということです。

ブログやメルマガ、ホームページ、SNSなどを活用しましょう。
質の高い情報を、出し惜しみなく、無料で、ということがポイントです。
営業色、売り込み色は一切排除してください。

「こんな良い情報を知れてよかった。しかも無料で見れるなんて素晴らしい」
と思ってもらえたら、勝ちです。

よく言われることですが「まずは与えつづける」ことです。

この方法は効果が出始めるまで、ある程度の時間が必要です。

僕の感覚だと、平均して10ヶ月前後でやっと効果が出始めます。
効果が出るまでやり続けることです。苦しくても続ける決意が必要です。

まとめ

突き詰めて考えると、パーソナルブランディングというのは 自分のビジネスのコンセプトを決める、ということになります。

自分の持つ特徴や強みや人間性などを表に出すことによって、あなたのビジネスの色を明確にすることです。

そうすることで あなたにとって「嫌な客」は自然といなくなり、あなたにとって「良い客」が集まってくる、という状態が生まれてきます。

いまの世の中は情報に溢れ 何が正しいか、間違っているか、などの判断が難しくなっています。

そんな中、個人のブランドを確立することは、大きなアドバンテージになります。

息の長いビジネス、信頼されるビジネスを続けていくために、是非「パーソナルブランディング」に取り組んでみてください。
 

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