「売上を上げたい」あいまいな目標設定をすると却って売上は下がる

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「売上を上げたい」あいまいな目標設定をすると却って売上は下がる

目標とは、目的を達するための手段として設定されるものです。

目標は大きく二つに分けられます。具体的なものと、抽象的なものです。具体的とは「数値化」できる目標のこと、対して抽象的とは「あいまい」な目標のことです。ことビジネスにおいても、目標は具体的であるべきです。

あいまいな目標は却ってデメリットになる

何となくな目標では、何となくの結果にしかつながりません。あいまいな目標を立てること自体、自分に甘える隙を作っていることになります。

「行動が大事」とよく言われますが、行動をしていても目標があいまいだと「成長・改善」するどころか、「後退」さえしてしまいます。

「売上を上げる」という目標ではなく「売上を昨年度より10%上げる」というような具体的な数値目標にするべきです。

また私は、その目標を達成するかしないかをあまり気にしないようにしています。もちろん目標達成のために頑張るのですが、やるべきことをやった上で結果につながらなかったのなら仕方のないことと捉えるようにしています。落胆するよりも、その結果をもとに次の行動に移すことが大切だと思っています。

明確な目標設定が結果につながる

最終的な目標を達成するためには、途中の目標となる数値「指標」が必要です。指標を目印に、正しく状況を把握して次の施策を考えることが大切です。

指標のひとつであるKPIを設定しましょう。KPIは目標を達成するための中間指標と捉えるようにします。

KPIとは「Key Performance Indicator」の略になります。日本語だと「重要業績評価指標」や「主要パフォーマンス指標」などと言われます。

KPIを決めるために「ロジックツリー」や「マインドマップ」を利用して洗い出しをしながら考えていくことをお勧めします。

以下はECサイトでの売上アップを目標としたロジックツリーの例です。

ECサイトでの売上アップを目標としたロジックツリーの例

画像左の「売上」が目標だとすると、その「売上」と紐付いている青い四角それぞれがKPIになりえます。

  • 顧客数
  • 顧客単価
  • 訪問客数
  • ダイレクト流入数
  • 検索からの流入数
  • などです。

    それぞれについて指標となる数値を具体的に設定します。
    そして、それを目指すことで最終的な目標である「売上」の達成に近づいていくことができます。

    定期的にKPIの数値をチェックすることで、業績の状況の把握や、新たな施策を立てる際の指標として活用します。

    まとめ

    「KPIの数値はアップしているのに、最終目標には繋がっていない」という状況もあり得ることです。大事なことはKPIの数値を見るだけでなく、その数値が持つ意味や理由について考えること、そして改善のために具体的な行動をしていくことです。

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