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ECサイトで直帰率を下げてコンバージョン率を上げる施策

ウェブマーケティング

一般的にECサイトでの直帰率の平均は、34%と言われています。(参照
もし自社サイトの直帰率が34%を上回るようであれば、改善の余地があるかもしれません。

今回は、ECサイトで直帰率を下げるための施策とコンバージョン率を上げるためのいくつかの施策例を紹介します。

ページ表示速度を上げる

ページ読み込み時間は、直帰率を左右する大きな要因のひとつです。
1秒減らすだけで、直帰率が7%下がるという調査結果もあります。また、57%の訪問ユーザーはページ表示に3秒以上待てないそうです。(参照

ページ速度を上げることで、直帰率を下げることと同時、SEOの面でも有利に働きます。
ページの表示速度については以前の記事「ページ表示速度を上げるとコンバージョン率も上がる」に詳しく書きましたので、そちらもご参照ください。

モーダルボックスの表示タイミングをテストする

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想像してみてください。
初めて訪れたECサイトで、訪問してすぐにモーダルボックスが表示されたらどう感じますか?

まだ、どんな商品があるのか、どういったサービスなのかもわかっていない段階で売り込みをされている感覚になるはずです。
私自身、閲覧したページでモーダルボックスがすぐに表示されたら、すぐモーダルボックスを閉じます。モーダルボックスがきっかけで何か行動を起こしたことはありません。

モーダルボックスを活用することは、コンバージョン率を上げるための有効な施策のひとつです。
しかし、モーダルボックスでのオファーは、タイミングが非常に重要です。

モーダルボックスで表示する内容は例えば以下のようなものです。

・割引クーポンのお知らせ
・キャンペーンのお知らせ
・メルマガ登録のオファー

モーダルボックスで表示する内容によって最適な表示タイミングが違うはずです。

表示タイミングが早すぎると、嫌がられます。
逆に遅すぎると、ページから離れられてしまった後になるかもしれません。
最適な表示タイミングを知るためにA/Bテストしてみることをおすすめします。

オファーを明確に表示する

オファーの内容はわかりやすく表示しましょう。訪問ユーザーに何をしてほしいかを明確にすることです。
ユーザーに行動を起こすべき理由を理解してもらうことが大切です。

・人気の商品情報
・割引クーポン情報
・時間制限の情報

中でも時間制限の情報(期間限定サービス)は、ユーザーの目を引きやすく、直帰率を下げるのに有効です。

コンバージョンの邪魔になるものを減らす

直帰率を下げることは、コンバージョン率を上げることにも繋がります。
コンバージョンの邪魔になるものを排除することで、自然と直帰率を下げることができます。

コンバージョンの邪魔になるものとは

・わかりづらいサービスの内容
・情報が多すぎて、ユーザーが混乱する(情報の詰め込みすぎ)
・複雑なページ構成
・不安を持たれる要素(情報不足)

支払い方法や、配送方法などを明確に記載したり「お客様の声」などの口コミを記載して、不安感を減らすようにしましょう。

チャット問い合わせを導入する

サイト内でチャットの問い合わせができると、コンバージョン率が上がる傾向があります。

問い合わせフォームを利用するより、チャットツールを利用したほうが手軽です。また、レスポンスが早く得られるという点で、顧客満足度を上げる効果もあります。

以下にチャットツールを紹介します。
Zopim Live Chat(ワードプレスのプラグイン:無料)
Chamo(日本のサービス:有料)

動画の自動再生をオフにする

「動画マーケティング」という言葉が注目されていることでもわかるとおり、動画で商品を紹介するのはコンバージョン率を上げるのにとても有効です。
靴のECサイトで有名なZapposも、動画を活用することでコンバージョン率を上げています。

動画を活用する際のポイントがあります。
それは、自動再生をオフにすることです。

ページが表示されてすぐ動画が自動再生されると、ユーザーは不快に感じてしまいます。ネットで買い物するときは、いろいろとページを開いて比較検討するものです。ページを開くたびに動画が自動再生されるとイヤになります。

本当に商品やサービスに興味があれば、ユーザーは自分で再生ボタンを押すはずです。動画を活用する際は自動再生をオフにしておくことをおすすめします。

レスポンシブデザイン(モバイル表示)

モバイルの時代です。

様々な端末からのアクセスを想定する必要があります。モバイル端末でアクセスした際に、PC用の画面が表示されると、それだけでユーザーは離脱してしまいます。モバイル対応をしていない場合、モバイルからアクセスしてくるユーザーを捨てていることになります。

まずは、GoogleAnalyticsなどの解析ツールで、自社サイトがどれだけモバイル端末からアクセスされているか確認してみましょう。一定の割合でモバイルからのアクセスがあるはずです。

市場全体で見ると、毎年約15%ずつモバイルからの売上げの割合が上がっていて、近い将来モバイルからの売上げがPCを抜くと予想されています。

モバイル市場は見過ごせません。まだモバイル表示に対応していない場合は、最優先で対策をすることをおすすめします。

まとめ

今回は、ECサイトで直帰率を下げる施策とコンバージョン率を上げる施策について紹介しました。ECサイトで売上を上げるために、どういった対策をしたら良いか悩んでいるかたに是非参考にしていただきたいと思います。

また、有名どころのECサイトを参考にするのも勉強になります。
アマゾン」「Zappos」などの大手サイトは、いかにコンバージョン率を上げるかにフォーカスしていますので、非常に参考になります。

まずは、レイアウト、オーダーまでの流れ(セールスファネル)、サイトの色づかい、ナビゲーションなどに注目して研究してみましょう。

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