今後、いくつかに分けてGoogleの検索ランキングに影響する要素についてまとめていきます。
今回はドメイン関連について書いていきます。
それぞれの要素が検索ランキングに影響するかどうかについては、賛否両論あるかと思います。ここでは、私が経験したことや今まで学んできたことを基に情報をまとめます。参考材料のひとつとして見ていただけたらと思います。
ドメイン年齢
ひと昔前はドメイン年齢はランキングの大きな要素のひとつでしたが
現在は、ドメイン年齢はランキングへの影響は少ないです。
例えば、
6ヶ月と1年のドメインのランキングを比較しても、ランキングへの影響は変わりません。
数年前だと、Google自体も検索エンジンが今ほど発達していなかったため、中古ドメインからの被リンクをするなどトリッキーな対策などで上位表示を狙えていました。しかし今は効果を発揮しません。
新しいドメインを考えるときは、ドメイン年齢を考えるよりも、単純に良いコンテンツを作り、ターゲットの目的に合ったユーザにWEBページ構築に注力するべきです。
参考までにドメイン年齢をチェックできるツールを紹介します。
IP分散及びドメイン年齢チェックツール
トップドメインに含まれるキーワード
以前ほどランキングへの影響は大きくないようです。
しかし、影響はあります。ドメインにキーワードを含めることは、アドバンテージになります。
ドメイン名の先頭のキーワード
キーワードがドメインの真ん中や最後にあるよりも、ドメインの先頭にキーワードがあったほうが良いのは確かです。
例えば「KEYWORD」をキーワードとする場合
xyzKEYWORD.com
よりも
KEYWORDxyz.com
のほうがSEO的に有利になります。
サブドメインに含まれるキーワード
サブドメインにキーワードを含めると、ランキングに好影響を与えます。
例:
KEYWORD.yourDomain.com
完全一致ドメイン
ドメインに含まれる文字と検索キーワードが完全に一致した時、そのドメインを「完全一致ドメイン」と呼びます。
ただし、キーワードと完全一致していたとしても、検索ランキングはサイトのクオリティに影響されます。
サイトのクオリティが低いとランキングは上がらないし、クオリティが高ければランキングが上がります。
Whois情報の公開、非公開
Whois情報を非公開にできるサービスがあります。
Whois登録者情報非表示設定
しかし、Whois情報を非公開にしたからといって、検索エンジンが自動的にランキングを下げるということはありません。
顧客の視点から見てみると、Whois情報は公開しおいたたほうが、顧客からの印象は良いです。可能な限り情報をオープンにすることで信頼を得ることができます。
ドメインのペナルティの有無
ドメインが過去に何らかのペナルティがある場合、検索ランキングに不利に影響します。
ドメインの履歴を調べることができるので、ぜひチェックしてみてください。
ドメインの過去の運営履歴:WaybackMachine
ドメインがブラックリストに載ってないか調べる:Worldwide URI black list check
調べるポイントは
・そのドメインが過去に悪さをしていないか?
・そのドメインがどういった理由により手放されたか?
また、いくらドメインの履歴にペナルティがなかったとしても、いかにもペナルティを受けそうなドメイン名をつけるのは避けるべきです。
国別コードトップレベルドメイン
トップレベルドメインは,サイトの対象地域にあわせておいたほうが良いようです。トップレベルドメインとは、.jp や .com などの、ドットで分割した際の最後の部分を言います。
例えば、日本ユーザーをターゲットとするなら「.jp」にするなど、そのサイトがターゲットとしているユーザ層の地域を意識してドメインを決定します。
しかし、決して.biz や .info がSEO的に不利なわけではないです。
まとめ
検索エンジンは日々進化しています。ひと昔前は、裏技的な対策で検索ランキングを上げることができましたが、いまではそうはいきません。
Googleに限らず他の検索エンジンについても、より良質コンテンツを検索結果の上位にするように、日々アルゴリズムの性能を向上しています。
今回は、Google検索ランキングに影響する要素のドメインについて紹介しました。ドメインを考える際には、参考にしていただけたらと思います。