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消費者向けテクノロジー市場の成熟スピードが早くなっている?

ITビジネス戦略・ビジネスモデル研究

こんにちは、荒井(@yutakarai)です。

消費者向けテクノロジー市場が成熟していることが明らかになってきました。

「消費者向けテクノロジー市場」は 「消費者向けデジタル市場」と言われることもあります。

消費者向けテクノロジー市場とは、デジタル・テクノロジーを適用した最新の消費者向け機器/サービス市場を言います。

PCをはじめ、スマートフォンやスマートウォッチ、 最近では、スマートスピーカーなども、この市場にあたります。

今回は、消費者向けテクノロジー市場について考えてみます。

消費者向けテクノロジー市場の成熟

「消費者向けテクノロジー市場が成熟してきた」 これは、IT産業がずいぶん前から長く続いていることを考えると、おかしな感じがするかもしれませんが、消費者向けテクノロジー市場は比較的若い市場です。

PCは2000年代半ばまでマスマーケットには浸透していませんでした。

今の時代は、PCがマスマーケットに浸透し、スマートフォンの時代に突入しています。

スマートフォン市場は、成熟した市場の仲間入りを果たしたという状況ではないでしょうか。

そう考えると、PCやスマートフォン市場を土台として発達する消費者向けテクノロジー市場の成熟がそこまで迫ってきていると言えます。

ここで、先に話を進める前に、市場を成熟させるものの定義を明確にしておきます。

多くのビジネス書や経営者の著書では 「消費者が何を望んでいるかを完全に理解しているような市場を成熟市場である」 と定義しています。

僕は、この定義にもうひとつ付け加える必要があると思っています。

それは、 なぜ消費者がそれを望んだかを理解している市場 ということです。

要するに、その商品やサービスを「好きになった理由」を知る必要があります。

消費者へのインタビューを行う際に、

・特定の製品がなぜ好きなのか、
・なぜこの製品を他の製品よりも好きなのか

などを聞いたときに、消費者自信の考え方から多くの洞察が得られます。

マーケットの成熟期のある時点では、 好きになった理由は、価格やブランド、1つの機能などの単純なものから、 いくつかの要素が複雑に絡み合っている場合もあります。

スマートフォン市場を例に考えてみます。
消費者が関心が高まるにつれて、消費者の関心に合ったデバイスがより多く消費され、僕たちは消費者が望むものを知るようになります。

スマートフォンの購入者は、成熟した市場の考え方でスマートフォンを購入しています。

そういった意味では、スマートフォン市場は成熟していると言えます。

新しいカテゴリの成熟スピードが速くなっている?

Apple Watchに代表されるスマートウォッチ市場のような消費者向けテクノロジーのカテゴリはまだ成熟していません。

しかし、成熟していないカテゴリにもかかわらず、早い段階で好き嫌いの気づきを得た消費者が新しい商品を積極的に購入しているようです。

この現実は、Apple Watchがリリースされた際にマーケットの動きを調べたときに初めて知りました。

予想以上に多くの消費者が、Apple Watcheを購入していることを知りました。

初期の購入者の70%ほどがアーリーアダプターでしたが、初期の購入者の25%以上がアーリーマジョリティやレイトマジョリティでした。

要するに、新しいテクノロジーにはそれほど興味のない消費者層が購入しているわけです。

この状況には驚きました。
比較的新しいコンセプトの商品であったにもかかわらず、こういった消費者は価値観の枠組みを持っていなくてもすぐに価値を見いだすことができていたわけです。

この現象は、スマートスピーカーにも現れています。

現在スマートホーム市場は急速に成長しています。
アメリカに比べると、日本は普及の成長度合いが鈍いですが、今後ますます成長していきます。

スマートスピーカーも全く新しい価値提案を持つカテゴリですが、消費者は敏感に反応しています。

このことは、消費者向けテクノロジー市場の成熟のスピードが速くなっているということを表しているんではないかと思います。

これからどこへ向かうのか?そして僕たちがするべきことは

Chasm
ソース元

この、キャズムの図は有名ですが、僕はこの図の形が少しずつ変わってきているんではないかと思っています。

今回は、ハードウェアを中心に話をしましたが、ソフトウェアも(カテゴリによっては)同様の傾向が表れているかもしれません。

新しい技術や商品の出現と衰退、このスピードが年々早くなってきています。

加えて、市場の成熟のスピードや、消費者の興味の移り変わりも早くなっています。
いままでの常識を疑い、いま一度、消費者の行動を注意深く観察する必要があるのではないでしょうか。