こんにちは、荒井(@yutakarai)です。
以前こんなブログ記事を書きました。
今回は、データ活用の手段のひとつであるBIツールの導入についてお話したいと思います。
データ活用するにはハードルを越える必要がある
データを活用するためには、いくつかの越えるべきハードルがあります。
以下のようなことです。
・データを活用する目的ははっきりしているか
・データは取得可能か。利用可能か
・データ分析ができるか
・一連の流れが仕組み化されて容易に利用できる状態か
データ活用の目的や、データの取得については、さきほど紹介したブログ記事をご参照ください。
今回はその次のステップである「データ分析」と「仕組み化」についてです。
一度でも過去にデータ分析をして活用した経験のある中小企業様には、BIツールの導入をオススメしています。
BIツールの導入をオススメする理由
データの活用を一度でも経験していれば、程度の差こそあれ以下のような経験をしているはずです。
・データを集める苦労
・データを使える状態にする苦労
・データを分析する苦労
最近は「データサイエンティスト」なんていう職種が注目されていて、あたかもデータを渡せば魔法使いのように有益な情報を抽出してくれる、みたいなイメージを持たれがちです。
しかし、実際はとても泥臭い地を這うような業務をしているわけです。
データサイエンティストでなくても、いままでデータ活用をしようとしたことがある人なら、上記に挙げた苦労を味わっているはずです。
こういった苦労をするのは大変ですし、ましてやリソースが限られている企業であればなおさら手間をかけたくないはずです。
実際、営業部門の担当者が、こういったデータの収集や分析も業務のひとつとしてやっているということもよくあります。
なので、データ分析部分が自動化できれば、意思決定や方針決定など人間がやるべきことに集中することができます。
データ分析が仕組み化されたツールが、BIツールというわけです。
とはいえBIツールが全てやってくれるわけではない
とはいえBIツールが全てやってくれるわけではありません。
以下のようなことはBIツールにはできず、人がするべきことです。
・利用目的の明確化
・データの収集・整形
・出力内容の設計・調整
など、目的に合わせたBIツールの形に調整する必要があります。
まとめ
過去の実績も大切ですが、より大切なのは未来に向けた視点です。
過去から学び未来を志向することが大切です。
弊社のような小さな会社でもBIツールを使っています(弊社はPower BIを使っています)。業務の目的や内容によっては、BIではなくCRMの導入が適しているところもあるかと思います。
ツールを適切に活用することで、人間が本来するべき仕事に注力することができます。ツールを活用することで、PDCAを効率的に回すことができるわけです。
いまでは安価で利用できるBIツールが出てきていますので、ぜひ検討してみてください。目的や状況にあった適切なツールを活用することが、ビジネスをより良い方向へ進める第一歩となります。