ユーザーペルソナとは一体なんでしょうか?
「ペルソナ」と言われることのほうが多いですが
ユーザーペルソナとは、リサーチに基づいたあなたの顧客の様々な属性や動向、特性をもった、典型的な顧客の人物像のことをいいます。
ユーザーペルソナの定義
私が見つけた最も適した定義の1つは、もう少し詳しく説明されています。2002年頃のトニー・ザムビト氏の定義です。
消費者のペルソナとは、リサーチに基づいた典型的な(モデル化された)買い手は誰であるかという人物像であり、何を彼らは求めているのか、また彼らの行動の目的、彼らがどう考えているか、彼らはどうやって物を買うのか、何が理由で彼らは購入を決断するのかということです。
– トニー・ザムビト氏
ペルソナに関する最初の記載は、アラン・クーパーという人によって1991年に出版された「囚人は刑務所を動かす」に記されたものでした。
クーパーは、柔軟なユーザーに対してデザインすることを避け、共通の性質に沿ってデザインを密なものにすることをペルソナの枠組みとしています。また、柔軟なユーザーに対しては、「移り気の激しいターゲット層」として分類しています。
ユーザーペルソナの設定の仕方
基本情報
・年齢
・性別
・既婚/未婚
・家族構成
・職業・職種
・年収
補足情報
・興味のあること
・趣味
・解決したい悩み
・欲望・願望
「補足情報」と書きましたが、補足とはいえ、ユーザーペルソナを設定する上でとても重要な項目です。
できるだけ具体的に設定することがポイントです。
設定したペルソナが独り言を言っている風に設定すると効果的です。
例えば「欲望・願望」の項目では
「もし○○なら、きっと△△なのになぁ」
「もっと××ならいいのになぁ」
のような感じで設定すると、より臨場感が出るのでオススメです。
まとめ
ユーザーペルソナとは、買い手の実際の動向の情報に基づく、仮説表現のひとつの方法です。ユーザーペルソナをマーケティングの改善や、ビジネス上での決定、そしてあなたの顧客に最高のパフォーマンスを提供するのに役立てることができます。
ユーザーペルソナの基本設定の他に、趣味や解決したい悩み、願望などを設定することで、ターゲットをより鮮明にすることができます。
ユーザーペルソナを設定してターゲットを絞り込むことは、結構勇気のいることです。
「より多くお客さんを獲得したい」というのは、ビジネスをする誰もが考えてしまうことです。
しかし、そこは勇気をもってユーザーペルソナをこれでもかというくらいに具体的に設定することが大切です。