モバイル市場を見逃すことは、大きなビジネスチャンスを逃すことにもなりかねません。
モバイルビジネスを成功させるには、どれだけユーザーに利用してもらうかが重要なポイントです。特にモバイルアプリにおいてのUXやUIの重要性が高まってきています。UXやUIを改善する際には、A/Bテストが有効な手段です。
今回は、モバイルアプリのA/Bテストツールを紹介します。
Taplytics
プラン
無料、有料
対応アプリ
iOSアプリ、Androidアプリ
特徴
・アプリストアの更新なしで、リアルタイムで変更してテストができる。
・ITスキルが高くなくても操作が容易。開発担当だけでなく、プロジェクトマネージャやマーケティング担当者も操作ができる。
・25,000MAUsまで無料で利用可能(1プロジェクトのみ)
Splitforce
プラン
無料、有料
対応アプリ
iOSアプリ、Androidアプリ、Unityアプリ
特徴
・ローカライズが容易にできる。
・セットアップは、特定のコードをコピペするだけで完了
・2015年に米国モバイル業界大手Loaclyticsに買収される。
Amazon A/B Testing
プラン
無料、有料
対応アプリ
iOSアプリ、Androidアプリ、Amazonアプリ
特徴
・シンプルなUIテスト向き。
・凝ったUIのテストには不向き。
Arise
プラン
無料、有料
対応アプリ
iOSアプリ、Androidアプリ、Phonegap
特徴
・ユーザーのセグメント化ができ、細かな解析が可能。
・テクニカル寄りのツールなため、開発チームがいない組織には向かない。
・コーディング知識がないと、導入段階からつまずく可能性がある。
Kii
プラン
無料、有料
対応アプリ
iOSアプリ、Androidアプリ、Unityアプリ
特徴
・Kiiは基本は、モバイルアプリの開発ツール
・モバイルアプリのバックエンドや、ジオロケーション機能、アナリティクス機能などを備えている
・A/Bテストだけが目的であれば、Kii以外のツールを利用したほうが良い
Leanplum
プラン
無料、有料
対応アプリ
iOSアプリ、Androidアプリ、Unityアプリ、HTML5
特徴
・フィルター機能やセグメント機能など、データ解析に必要な機能が揃っている
・すべてのプラットフォームで利用可能
Apptimize
プラン
無料、有料
対応アプリ
iOSアプリ、Androidアプリ
特徴
・Taplyticsと同様、リアルタイムで変更、テストができる
・ユーザーを指定して特定の要素を表示しないようにする、などA/Bテストの細かな設定も可能
Optimizely
プラン
無料、有料
対応アプリ
iOSアプリ
特徴
・有名なA/Bテストツール
・モバイルだけでなくWebサイトのテストも可能
・ベータ版なのか現状はiOSアプリのみ対応。今後のAndroidアプリなどへの対応も期待される
VWO
プラン
無料、有料
対応アプリ
iOSアプリ、Androidアプリ、WindowsPhoneアプリ
特徴
・モバイルだけでなくWebサイトのテストも可能
・特定のコードを該当のページへコピペするだけで設定完了
・非同期処理のため、ページスピードが遅くなったりしない
ツールを選ぶときのポイント
最後にツールを選ぶときのポイントについてまとめておきます。
・テストはストレスなく実施できるか
・テストに必要な機能が揃っているか
・自社のテストサイズに合ったプランがある
・ツールを利用する人のスキルに合った操作ができるか
今回は海外のモバイルA/Bテストツールを紹介しました。
今後日本でも、モバイルA/Bテストのサービスがどんどん出てくることが予想されます。今回紹介したサービスは、だいたい無料トライアルがついているので、いろいろ試してみてモバイルのA/Bテストツールの研究をしてみるのも面白いですね。