AIセンサープラットフォーム「SUPA」を紹介します。
生体認証 + スポーツ + ファッション + 人工知能
SUPAは、ヘルスケアやファッション、エクストリームスポーツをターゲットとした、AIセンサープラットフォームです。
以下、SUPAのホームページを意訳したものです。
SUPAは、パーソナルAIセンサープラットフォームです。デジタルヘルスとエクストリームスポーツを融合させることで、バランスのとれたライフスタイルのためのサービスです。利用者は、衣類やデバイス(IoTデバイス)、またはApple WatchなどのセンサーからのSUPA APPと通信できます。
SUPAは、ニューヨークのSabine Seymourさんが立ち上げられました。
Sabine Seymourさんは、もともとファッション関連の企業で、ディレクターをしていて、「ファッショナブル・テクノロジー」という本も出版しています。
「ファッション・テクノロジスト」というタイトルの動画も見つけたので以下に紹介します。
残念ながら、動画のインタービューは途中で終わっていて最後まで見れませんが、ファッションやテクノロジー、生体認証との融合について話をしています。
ビジネスモデル
SUPAは、プラットフォームビジネスです。
コアとなる技術を提供し、それを利用してもらうことで、ビジネスを広げていくことができます。
特筆すべきは、IoTの発達と、AIなどの各種プラットフォームを効果的に利用して、ビジネスを組み立てているという点で、組み合わせた上で、ターゲットとする「ヘルスケア市場」にアプローチしています。
また面白いのは、センサー付きのスポーツウェアはもちろん、さまざまなグッズも販売しており、サービス自体を親しみやすくするとともに、ブランディングの強化も行なっています。
マーケティング
ビジネスモデルも素晴らしいですが、マーケティングについてもうまく考えられています。
それは、ビジネスに社会的意義を持たせるということです。
・サーファー(SUPAを利用することで、海を綺麗に保てる)
・社会性を重視する人にもアピール(エチオピアの妊婦死亡率の減少、ユニセフへの協力)
「SUPAを利用することは社会性のあることにも繋がっているんだよ」とアピールすることで、SUPAを利用する意味づけをしています。
こういった社会的意義を持たせることは、利用者へアピールするとともに、投資家に向けても良いアピールになります。
まとめ
上記の動画でSabine Seymourさんは「ファッションとテクノロジーはもともと私のgene1」と話しています。もともと自分が持っているもの(才能や知識や経験)をうまく掛け合わせて、ビジネスを作ることが大切なんだと改めて感じました。
バックボーンという意味で言っている↩