世の中で出世する人の共通点を考えてみたことはありますか?
出世する人は会社から振られた仕事やノルマをしっかりとやり切り、会社からの期待に応えてつづけていく人です。この「応え続ける」ことが非常に重要です。
ではどうすれば、会社からのオーダーをやり切ることができ、常に応え続けることができるのでしょうか。
「自分が成長し、誰よりも仕事ができることが重要だ!」なんて思っているなら、出世することができません。出世するために必要なのは「周りの人を使うこと」です。自分自身が必要以上に成長することは重要ではありません。
一人では消耗するし評価ガタ落ちのリスクも高い
自分だけ頑張っていれば、何とかノルマを達成できる場合もあります。
しかし、出世していくためには何度もノルマをクリアすることが重要です。いちどきりの成功だけでは、次のステージに進むことができません。期待に応え続けていく必要があるのです。
期待に応え続けていくために、あなたは相当なスピードで成長しなくてはいけませんし、できなかったことができるようにならなければいけません。
つまりは自分の健康と精神と時間を存分に削りながら、ギリギリの道を進んでいかなければならないというわけです。それってこれからずっと続けることができるでしょうか?
もう一つ問題があります。
いちど結果を出して、次に結果が出なかったらどうなるかイメージできていますか?
残念ながら、あなたの評価はガタ落ちしてしまいます。一度結果を出したことなんて忘れ去れるぐらいに。「前回はできたのになぜできないんだ」「手を抜いたか」と膨れ上がった期待値が逆方向に向かい、あなたの評価ガタ落ちさせてしまいます。
周りを使うと環境は激変する
常に結果を出し続けるためにはどうすればいいでしょうか。
自分1人が頑張ったとしても限界がありますし、消耗してしまいます。
だからこそ目をつけるべきなのは「自分以外の誰か」なのです。
すべてを自分でやろうとしてしまうと、真に自分が注力すべきポイントにリソースを避けません。一方で、別に自分がやらなくてもよいことをうまく他人に振ることができれば、結果を出し続ける可能性が高まります。
例えば営業成績でノルマを残したいなら、営業で使う資料は内勤さんに頼んでみたり、絶対に決めなければならない商談時は上司に同行をお願いしてみたり…。
このように他人にお願いをすれば仕事の幅も広がりますし、自分が割ける時間も多くなります。望む結果が継続的に出せる可能性も高くなるでしょう。
会社が本当に求めているのは「人を使える人」
あなたの周りにいる「出世をした人」を見てください。
一匹狼で戦ってきて出世している人が1人でもいますか?
誰かに協力を仰いで、物事を成し遂げていく人の方が結果を出していませんか?
仮に一匹狼で結果を出していたとしても、出世が頭打ちしていませんか?
このように会社における「出世」は、人を使えるかどうか早く気づけるかどうかが重要なのです。出世は会社の期待に答えた対価でもありますから、会社が本当に求めているのは「人を使える人」といっても過言ではないでしょう。
この事実に早く気づかなければ、効率よく出世することができません。
私もこのことに早く気づいておけばよかったと相当後悔しています。
本当に出世したいなら「人を使える人」になろう
「自分でやったほうが早い」と思うかもしれませんが、本当に早いでしょうか?
あなたがやるよりも早い人と、あなたがつながってないだけなんじゃないでしょうか?
あなたよりも早い人と繋がれたら、その仕事はその人に振ることができ、自分は別のことに着手できます。つまり、人よりも多くの仕事をこなせるわけです。
このように誰かを使うテクニックを覚えると、相当に仕事の幅が広がり、出世への道が開けてきます。本気で出世したいなら、今日から人を使うことを意識してみましょう。