NextDoorは、地域内のご近所さんとのつながりに制限された、SNSサービスです。
日本語などの他言語の対応はまだで、アメリカ国内の利用に限られているようですが
2015年10月時点で、77,000以上のコミュニティが登録されているそうです。
利用開始はいたってシンプル。
まず、ウェブサイトかアプリで会員登録して、住所を登録する。
すると自分の地域のコミュニティに追加されます。もし、地域のコミュニティがない場合は、自分で作ることができて、ご近所さんを招待することができます。
このサービスの大きな目的はひとつ
「地域コミュニティの活性化」です。
利用シーンとして、以下のようなことが考えられます。
ママ友会のお知らせ 小学校の情報 スーバーの安売り情報
といった、地域についての情報交換の場として
財布を落とした。 痴呆症の父親が戻ってこない。 うちの猫が行方不明
など、緊急時の連絡網として利用できます。
また、ビジネスの視点では
「地域に特化したサービスの提供の場」
として、経営戦略のひとつとして地域の絞り込みが明確にできます。
しかし、個人情報の問題や、匿名性の高いサービスが盛り上がりやすい日本国内の傾向として考えてみると、自分の住所を登録する必要があるこういったサービスは牽制されやすいと思います。
また個人的な意見ですが、いまはLINEなどのメッセージアプリで、特定の人たちのグループチャットを利用して、こういった情報交換をしている人も多いようですので、特別こういったサービスを利用する大きなメリットがない限り、日本ではなかなか難しいように思います。
FacebookやTwitterに代表される今あるSNSサービスにより、世界中の人々と友達になることは可能になりました。
そういった中で、このようなプライベートなSNSがどこまでが盛り上がるか見ていきたいと思います。Mixiもかつての盛況も影を落としています。これからのビジネスを考える上で、こういったプライベートなサービスを参考にするのも良いかもしれません。