こんにちは、荒井(@yutakarai)です。
海外のスタートアップの事例を通して、新しいビジネスアイデアのきっかけや、ビジネスのヒントを得ようという主旨で、毎回気になった海外スタートアップを紹介しています。
今回紹介するのは、AIビジネスの事例で、「DressupAI」というサービスです。
あなたの専属スタイリストアプリ DressupAI
ドレスアップAIは、イギリス・ロンドンのスタートアップサービスです。
Dressup.aiは、カスタムメイドの衣装のスタイリングを人工知能が推薦してくれるオンラインプラットフォームです。
また、自分のスタイルに合ったテーラーやスタイリストを見つけるためのプラットフォームも提供しています。
現在ベータ版ということで、正式リリースはもう少し先のようなのですが、HPにメールアドレスを登録することで、このサービスの情報をチェックできるようになっています。
DressupAIの主な機能
スタイリスト
搭載されたAIシステムがあなたの体型や好みに合ったファッションスタイルを提案してくれる。
SNS機能
あなたのスタイルを写真に撮って、自分のコミュニティに紹介することができる。
自分に合ったテーラーを見つける
ドレスアップでお勧めのテーラーや、あなたの好きなスタイルを作ることができるデザイナーを見つけることができる。
コミュニティとの交流
お気に入りのテーラーの作品を好きにしたりコメントしたりレビューすることができる。
インスタやFacebookとは違う強みを持つ
上記で挙げた中の「SNS機能」については、インスタグラムやFacebookにはかないません。
ファッション関連では、インスタグラムを使って、既に盛り上がりを見せています。ファッションジャンルのSNS分野では、インスタグラムに勝つことは難しいです。
SNS機能については既存の他サービスに軍配が上がりますが、このドレスアップAIの強みは、自分に合ったスタイリングやテーラーをAIが推薦してくれる、という点です。
スタイルや好みなんかを、AIが判断して推薦してくれるDressupAIが、自分専属のスタイリストになってくれるというわけですね。
広がるファッション業界でのAI活用
このドレスアップAIのビジネスの面を見てみると、以下の2点がメインとなります。
・ECサービスとの連携
・テーラーやファッションデザイナー、スタイリストへの紹介
最近は、こういったファッション業界でもAIの活用事例が増えてきています。
日本国内でも同様のサービスが色々でてきています。
その中のひとつを紹介します。
Sensy(センシー)というサービスです。
Sensyは、ボット形式でコーディネートやファッションアドバイスをしてくれる、アプリサービスです。ビジネスモデルとしては、ブランド企業がSensyに参加する形になって、そのブランドの商品やブランドへの誘導をサービスの中で行なっています。
ITの導入が遅れていると言われているファッション業界においても、今回紹介したようにAIの活用に注目が集まっています。
まとめ
人工知能をうまくビジネスに取り込むことで業務を効率化することができ、より人間にしかできないサービスの提供に時間を費やせるようになります。
また、お客さんの好みやスタイルを知ることで、お客さんに寄り添った新しい買い物の体験の提供は顧客満足度の向上にもつながります。ファッション業界の人工知能活用に今後も目が離せません。