今、ある企業様の開発プロジェクトのマネジメントのお手伝いをしています。プロジェクトマネジャーのポジションとして参画しています。そのプロジェクトでは、週に1回の定例ミーティングで進捗の確認などを行います。いまは新型コロナのこともあり、ほとんどがオンラインミーティング。そのプロジェクトではzoomを使って打ち合わせをします。
昨日ちょうど定例ミーティングだったのですが、前から気になっていたことがあったのでここでシェアしたいと思います。
それは「煮え切らない雰囲気」です。
煮え切らない雰囲気のミーティング
定例ミーティングでは、開発進捗の報告を開発チームのリーダーに共有してもらうのですが、終始煮え切らない発言になっているんです。
「この件は対応中だと思います」
「これは完了しているはずなので、担当者に聞いてみます」
「いままで経験がないので、調べてから、報告します」
などなど。
なんかモヤっとしませんか?
遅れているのかわからない。
遅れているなら、どのくらい遅れているのか。
困っていること、つまづいていることが見えない。
そして、なによりも
開発リーダーがどこまで理解できているか不明確。
煮え切らない発言は、進むべき道を見えなくする
煮え切らない発言は、煮え切らない雰囲気を作り出します。そして、煮え切らない雰囲気が蔓延したプロジェクトは、進むべき道に濃い霧がかかり迷子の状態になります。
進捗に遅れが出ていることは事実として、定例の場はそれを責める場ではないのです。ボトルネックとなっていることを、明確にしメンバーに共有し、どうリカバリーして前へ進めるかを話す場です。
有意義なミーティングにするためにするべきこと
・どのくらい遅れているのか数値であらわす
・ボトルネックの明確化
・リカバリー可能か確認
・他メンバーのサポートが必要か。必要あればアサイン
・必要あれば、スケジュールの引き直し。各所への共有
こういったことを行うことで、有意義なミーティングにすることができます。
そしてこれは発言者やリーダー、ファシリテーターだけの役割ではありません。プロジェクト参加者全員が意識していることが重要です。
オンラインでの会議が増えた今、物理的に離れていることもあり緊張感も薄らぎ、油断すると煮え切らない雰囲気になりがちです。前へ進むために、煮え切らない雰囲気を打破するべきです。