インタラクティブマーケティングとは
インタラクティブマーケティングとは、サービス提供者とユーザーが行う双方向のコミュニケーションを言います。
DMを一方的に送るダイレクトマーケティングではなく、サービス提供者とユーザーが双方向にコミュニケーションをし、ユーザーに個別の情報提供や対応をベースにしたマーケティング活動を、インタラクティブマーケティングと呼びます。
インタラクティブコンテンツ
インタラクティブコンテンツとは、ユーザーが操作可能なコンテンツを言います。
インタラクティブコンテンツを通して、サービス提供者とユーザーが双方向にコミュニケーションを取ることが目的です。コミュニケーションを取ることで、自然と良い関係を築くことができます。
次に、インタラクティブコンテンツの例を紹介します。
チャット
インタラクティブコンテンツの代表格がチャットです。
チャット機能をウェブサイトに組み込むことで、サービス提供者とユーザーでコミュニケーションが取れます。最近では、FacebookのメッセージやGoogleハングアウトのビデオ通話などのように参加者がリアルタイムに同じコンテンツを共有して、インタラクティブ性を高めているサービスもあります。
また、問い合わせフォームの代わりにチャットを活用するのも有効な対策のひとつです。
360度動画
Googleストリートビューに代表される、パノラマ動画やパノラマ画像は、見ているだけで楽しいです。
不動産サービスのサイトでも、パノラマ画像を活用して物件紹介をしている例もあります。(参照:HOMES)
コーディング学習
教育のジャンルでもインタラクティブコンテンツは有効です。インタラクティブ性の高いUI/UXで学習効果を高められるという利点があります。
以下はCodecademyの画面です。ユーザーはサイト上で直接コーディングをして学習することができます。
クイズ
小さなクイズもインタラクティブコンテンツになります。サイトにちょっとしたクイズを組み込むことで、ユーザーに能動的にサイトを利用してもらうことができます。オリジナルクイズを作れる無料サービスもありますので、興味があればチェックしてみてください。
・Qzzr(Qzzrのwordpress用プラグイン)
・SlickQuiz
インタラクティブコンテンツは離脱率を下げる
ウェブサイトにとって最悪な事態は、訪問したユーザーがサイト内で何もせずに、離脱してしまうことです。いかに離脱率を下げることが最初の大きな壁です。
インタラクティブなコンテンツをサイトに含めることで、ユーザーの注目を維持しやすくなり、離脱率を下げることができます。
楽しい経験を提供する
インタラクティブコンテンツにおいてもうひとつ大切なポイントがあります。
それはユーザーにとって「楽しい経験」を提供することです。
楽しい経験の例として、ウェンディーズの広告を紹介します。
以下の動画は、どういった広告かを動画にしたものです。
Snapchatのようなインタラクティブ性の高い広告になっています。
このウェンディーズの例は、かなり凝った対策ですが、なにもここまで凝る必要はありません。ターゲットとするユーザーが楽しいと思える経験をコンテンツを通して提供すれば良いわけです。
先に挙げた、ちょっとしたクイズ機能をサイト内に組み込むだけでも、ユーザーの関心を引くことができます。
まとめ
ほとんどのユーザーはコンテンツを受動的に消費します。記事を読む、動画を見る、ポッドキャストを聴く、など、そのサイト・サービスで提供されている情報をそのまま受け取ります。
コンバージョン率の向上を考えたときは、ユーザーに行動1を起こしてもらう必要があります。
しかし、いままで受動的にコンテンツ消費していたユーザーを、能動的に行動させることは簡単ではありません。そこで、インタラクティブなコンテンツを利用して、ユーザーに能動的な活動を促すことができます。
コンバージョンとなるユーザーの行動は、能動的な行動の延長線上に位置しています。インタラクティブコンテンツを活用することによって、スムーズにコンバージョンへ繋げていくことができます。
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